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2020.09.30

メーカーズボイス

「プロスタッフ バージョン13.0<PRO STAFF V13.0>」“#13代目の原点進化”をテニスクラシック編集部が試打インプレ!!

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インプレッション3
「プロスタッフ97L バージョン13.0」



プロスタッフらしさと
パフォーマンスがうまく合体!!

97L、97ULのLはレディーのLでもあるというのが、バージョン13.0だが、こちらはかなりお気に入りの1本だ。

従来の97Lは、軽い分、パワーを補うために「ハイ・パフォーマンス・カーボン・ファイバー」を素材に入れていた。だからこそ、パワーが出るモデル特有のバーンと飛んでしまう時があったが、今回の97Lは素晴らしくよく改良されている。ブレード45素材を入れたからか、ケブラー素材を入れたからか、どちらが奏効したのかはわからないが、すごく良い。

具体的には、非常にプロスタッフっぽい唯一無二の打球感を奏でながら、ボールはしっかり飛んでいってくれる。97よりも一押し飛んでくれるイメージ。だから、深いボールや重いボールでも負けずに返していくことができる。ボールをしっかり制御できる感覚があるのだ。また、トップ寄りでの飛びも、97よりもより強く感じることができる。単に飛ぶだけでなく、スピンもかかってくれるので、それこそテニスが楽しくなる。290gとして、これだけ本格的な打ち味があるラケットは、なかなかないのではないだろうか?
かなり完成度が高い! と言わざるを得ません!!







290gながらかなり本格派!
力で押していくことができる

290gというと、ジュニア寄りだったり、非力な方が使うラケットというイメージが強いと思う。しかし、これは違う! かなり「本格派な1本」なのだ。そういう意味では、290gなので、かなり質の良いボールが打てるので、特に中学生のジュニアだったり、競技志向の女性に試していただきたい。
打球感は、97ULよりも柔らかく、しっかりスピンをかけていけるので、競技系のプレーヤーでも、エンジョイ派でも使える万能ラケットだ。なぜジュニアに特に、進めたかというと、中弾道の強いボールで攻めていけるから。スピンもかかるので、相手にとって嫌なボールが打ちやすいのだ。トップスピンもかけやすいし、スライスもしっかり伸びてくれる。回転を操りやすいラケットなので、コントロール性も高く、イメージ通りのボールも打ちやすい。97ULと比較すると、ボレーは飛びが抑え目だが、サーブでは逆にスピードが出せるので、290gだけれど、力で押していけるラケットになっている。






インプレッション4
「プロスタッフ 97UL バージョン13.0」



ストロークでは飛びが抑え目
だがサーブ、ボレーはGOOD

今回、バージョン13.0の中で、大幅に変わったのが、97ULだと思う。ブレード45、ケブラーという素材変化によって、270gながら、プロスタッフらしい打球感を得ることができるからだ。

270gなので、とにかく軽い。けれど、飛びという部分では、やはり抑え目になっている。ここは、単にラケットの力だけでなく、ストリングで飛びを調整した方がいいだろう。今回はNX Tパワー16を張ったが、(川)の重いボールに打ち負けることが多かった。表現が難しいのだが、飛ばないというわけではない。というのも、しっかり振っていけば飛んでくれるからだ。個人的には、イメージよりやや抑え目の飛びという印象だった。一方で、トップ寄りで捕らえた際は、前作よりも飛ぶようになっている。前作では「ハイ・パフォーマンス・カーボン・ファイバー」を素材に入れている分、スイートエリアでは、かなり飛ぶのだが、その周囲となると厳しかった。この部分は、プレーヤーの助けとなるだろう。

それでも、このラケットはダブルスを想定したもののはず。そういう意味では、キレのあるサーブが打ちやすいし、ボレーもまとまりがいいので、これまでのラケットとは異なる世界を感じたい人に適していると思う。






フレームが硬めで飛びも抑えめ
ストリングでの調整が必要か!?

270gでも、打球感はしっかりしていて、打ち応えは、非常にいい。後ろから前に、スイングしていけば、ストリングで掴んでいる感覚もあるし、しっかり捕らえられれば、いいボールも飛んでいく。一方で、シリーズの中で、唯一フレームの硬さを感じたのがこの97UL。そういう意味では、初心者に使えないというわけではないが、好みは分かれるかもしれない。

前作と比較すると、スイートエリアでの飛びは抑えられていると思う。トップ寄りでこそ、多少飛ぶが、少し外すとちょっと厳しい。270gでパワーがすごいラケットではなく、打球感を売りにしているラケットというのは、かなりおもしろいと感じる。これを使う人ならば、もう少し飛びが欲しかったかも。そういう方は、ストリングで調整してほしい。とはいえ、サーブとボレーの飛びはすごく良く、軽いのにしっかりはじき返してくれるし、当てるだけでも深くコントロールできるので、ストレスがない。ダブルスでこそ活きるラケットだと思う。






番外編【原点と打ち比べてみた!】


バージョン1.0の
打球感は再現されている!?

バージョン13.0のキャッチフレーズは「#13代目の原点進化」。その原点とは、バージョン1.0「プロスタッフ・ミッド」である。今回バージョン13.0の試打インプレッションの番外編として実施したのが、バージョン1.0との比較である。
それほど時間を割いて打っていないのだが、久しぶりに打ってみると、やはり独特の打球感、ポケッティングフィーリングを「思い出すわぁ」と唸っていたのは(広)。もちろん17mmのフレーム厚なので、バージョン13.0と同じというわけにはいかないものの、当時感じた包み込むような感覚は今でも感じられる。それだけ、すごいラケットということだろう。

(川)に打たせてみると、「あ、なんとなく言わんとしていることはわかりますね」との感想。もちろん、飛びだったり、スピン性能だったり、性能的には、現在のラケットが遥かに上。それでも原点で感じたアレは今回のシリーズに反映されているように思う。そして、思ってしまった。85平方インチももう一度作ってほしいなぁ、と(笑) プロスタッフ RF85オートグラフという限定モデルは出ましたが、ブレード45を使って85平方インチ、作ってくれたら、打ってみたい・・・ぜひ。






次回(2020/10/7更新)は「地球に住む我々にとって大事な話」 乞うご期待!!

★[Wilson Web Magazineバックナンバー(2011年1月号~2020年3月号)]
https://wwm.tennisclassic.jp/archive/backnumber/index.html


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