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2020.11.04

選手情報

西岡良仁がパリ大会で2回戦進出 全日本選手権で優勝した中川直樹に刺激受けた

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11月3日、「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATP1000)で、西岡良仁(ミキハウス)がパブロ・アンドゥハル(スペイン)を5-7、6-4、6-2の逆転勝ちを収め、2回戦に進出した。

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試合後、西岡は練習コートと試合コートのスピードの差に苦労したことに加え、想定していたアンドゥハルのプレーが違っていたとコメント。「フィニッシングの部分でチャンスを取りきれなかった」と第1セットを落としたが、その後は「ボールを入れることを優先して、流れを作っていこうと展開を作ることを意識した」と自らのペースに引き込み勝利を挙げた。

2回戦で戦うアドリアン・マナリノ(フランス)については、「変則的なプレーでボールの軌道も少し変わっている。そこにどれだけ対応していけるかという部分と、ロングラリーになると思うので、そこで自分が(主導権を)引き寄せていけるか」と語った。

また、同じ盛田正明テニス・ファンドの卒業生で、ともにIMGアカデミーで練習を積んだ中川直樹(橋本総業HD)が全日本選手権で優勝したことについてもコメントした。
「時差があったが決勝まで見ていた。いいプレーをしていたと思うし、ずっと切磋琢磨してきた仲で、年齢も一つ差。アメリカでいい思い出、悪い思い出を共有してきた仲ではあるので、これで彼が一つステップを上がって、全日本をクリアできたことは僕もうれしかった。自信にもなったと思うし、次につなげていってほしい」と、かつてIMGアカデミーで苦楽を共にした中川にエールを送った。

世界のトップで活躍する選手の育成をサポートする盛田テニスファンドについても、「日本でもいろんな選手はいるが、体格やテニスの違いという部分で限界がある。世界の中でいろんな人たちと揉まれながら、ジュニアのころに経験できたことは大きかった。(中川)直樹も海外生活を長く経験できたことはとても大きな財産だと思う。それは盛田ファンドでしか受けられないことで、そのサポートを受けられたことは感謝したい」と世界で戦うために必要な経験を積むことができたとした。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma