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2016.09.20

メーカーズボイス

US OPEN 2016 REPORT

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カミナリのようなケタ違いのストロークを放つ
ロシアの次世代

ATPが"期待の若手"を紹介するキャンペーン、「NEXT GEN(=次世代)」。その1人にあげられているのが、カチャノフ(ロシア)。今回のUSオープンでは、予選から勝ち上がって、初のグランドスラム本戦出場。「とにかくハッピーだ」と語っていたが、さらに1回戦ではファビアーノ(イタリア)を下してGS初勝利も下している。


BLADE98を使うカチャノフ

2回戦では、錦織圭と対戦。セットカウント1-3で敗れはしたものの、第2セットではショットが冴えて、第9ゲームをブレークして6-4で奪取。続く第3セットは「特に彼のプレーが良くなった」と錦織が言うとおり、ストローク戦で互角以上という局面が続いた。

そのプレーの特徴は一目瞭然。とにかく、ストロークの威力、スピードがケタ違いなのだ(もちろんサーブも強力だ)。それは、一部新聞では、「thunderous(カミナリのような)」とも形容されていることからもわかる。そのプレーを可能にしているのが、198㎝という身長だろう。これだけ大きいと、動けなさそうだが、フットワークは十二分に素晴らしいものだ。ただ、それよりも特筆すべきなのが、その思い切りの良さだろう。錦織を苦しめたのも、一か八かというショットが次々と決まっていたからだ。

まだ20歳と若いカチャノフだが、スターダムにのし上がるのも、時間の問題だろう。

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