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2020.11.24

メーカーズボイス

バボラ【ピュアドライブ2021】インプレ!! 佐藤博康プロが感じた8代目の魅力とは?

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“常に最先端を行くのが
バボラというメーカー”

「すぐに強くなる方法があります。バボラを使えばいいんですよ」

冗談みたいな話だが、これは、ある強豪大学の監督が、他校の監督に実際に語った言葉である。<それくらいバボラのラケットは質が高い>、だから選手に使わせた方がいいというわけだ。もちろん、一概には言えないだろう。それでも、そう思わせるパフォーマンスが「バボラ」のラケットにあることは確かだ。

「やはりテニスメーカーの中でも最先端を常にいくのがバボラというメーカー。だからこそ、他のブランドがバボラのことをすごく意識していると感じる。こだわりを持っているブランドですし、信頼性が高い。クオリティは間違いないというのがバボラなんです」
そう語るのは、男子ダブルス、ミックスダブルスと合わせて5度、全日本選手権を制している佐藤博康プロだ。



男子ダブルス、ミックスダブルスと合わせて6度の優勝を収めている佐藤プロ(写真は2008年大会、写真右)


右肩故障で選手生命の危機に遭遇
そこでピュアドライブを使ってみると…

初代ピュアドライブから、最新のピュアドライブ2021まで使用しているという佐藤プロが、初めてピュアドライブを使ってみたのは「2000年ごろ」だったという。

「バボラとの付き合いは、学生の頃に使ってみたシンセティック・ストリングですね。そのころは、他社製のラケットを使用していました。その後、スペインを拠点に活動していたのですが、やっぱり若いのもあって、勝ちたいから打球スピードを求めて、(他社の)ポリに切り替えたんです。そうしたら、右肩を故障してしまった。フィーリング自体は悪くなかったのですが、変に力を入れて打ってしまったのが原因だと思います。それが尾を引いてしまって、シングルス参戦を諦めようかなと思うようになりました。確か1996年くらいですね。よし、と思って、ピュアドライブを使ってみました。そしたら、驚きましたね。『こんなに飛ぶんだ』というのと、飛びすぎるというわけではなく、コントロール性も良かった。それでいて、ガチガチでなく、柔らかいフィーリングで、芯があるような打球感も気に入りました。ある程度の硬さ、飛びというのがうまくマッチしているというのか。正直にいうと、ずっとボックス形状のフレームで育ってきたから、しなりを感じるラケットが好きでした。だから、丸いラウンド形状のフレームには最初違和感を覚えましたが、慣れるまでにそんなに時間がかかりませんでした」


「ピュアドライブを使用し始めたのは2000年くらい。そしたら、驚きましたね」と語る佐藤プロ


シングルスは引退しよう、そんなタイミングで使い始めた「ピュアドライブ」が、スローダウンしてきていた競技人生を急激に好転させる。

全日本選手権をはじめ、ダブルスでの好成績を収めたことはもちろん、一度諦めたシングルスにも復帰していくつものアップセット(番狂わせ)を起こすのだ。<佐藤のボールが変わった>――それは対戦相手の誰しもが感じていた。契約もあるため、プロ選手たちはそうは簡単にラケットを変更することはできない。声高には言わないものの、ピュアドライブに変更した佐藤プロをうらやましがるプロもいたという。


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写真:松村健人 Photos by Takehito Matsumura/NBP