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2020.11.25

メーカーズボイス

フェデラーも賛同! 地球環境のための ウイルソンの新たな一手は「バイオマスプラスチック」

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テニス界をリードする
ウイルソンが先んじて
「生分解性プラスチック」を導入

注目したいのは「バイオマスプラスチック」という言葉だ。日本語で書くと「生分解性プラスチック」、バクテリア、菌類、その他の生物によって化合物が無機物まで分解できるプラスチック、堆肥化できるプラスチックということである。プラスチックをゼロにすることが理想だが、現実的ではない。だから、土に還るプラスチックに切り替えようというわけだ。

ウイルソンでは、世界規模で地球環境への取り組みをスタートさせていることは、既報の通り。だが、まだまだ<終わりではない>。最新の施策は、新品ラケットのケースに使っていた袋の変更である。ちょっと前までは、透明のものが使われていたが、現在では半透明のものに変わっている。これは、プラスチックの変更がなされたということ。




以前のものには「4」と入ったリサイクルマークが入っている。これは「ラップフィルム、農業用シート、ポリ袋など、低密度ポリエチレンを使用した石油製品」という意味があるもの。そして、変更後は、番号が「7」に変わっている。こちらは「その他の石油製品」というもの。それが何かというと、その下に入っているマークでわかる。「Compostable(堆肥化可能)」という言葉。つまり、上記で紹介した「生分解性プラスチック」なのだ。




販売する際には必須の袋ではあるが、その後は廃棄となる可能性が高いもの。それをいち早く「生分解性プラスチック」に変えたというわけだ。



#地球環境を考えるボール
「トリニティ」を使用する
スクールも順調に増加中

そのほか、先に進めていることにも、国内での理解度は進んできている。





紙パックでも劣化しないプレッシャーボール、“#地球環境を考えるボール”「TRINITI<トリニティ>」を販売開始。利益の一部は、環境に配慮した新製品の開発、地球環境に対する取り組みのための活動に還元すると発表している。エア抜けしづらく、フェルトの耐久性が高い「トリニティ」を使用することは、間接的に、地球環境に貢献することになる。個人レベルから使用が広がりつつあるし、神奈川の「小田急町田テニススクール」「小田急はたのテニスガーデン」、埼玉の「みんなのテニス」「レイムテニスセンター」「春野インドアステージ」をはじめ、すでにスクールでの使用が始まっている。


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また、皆さんに知っておいていただきたいのが、下記のポップだ。




文字通り、#地球環境を考えるボール「トリニティ」取扱店を記すポップである。このポップを置いているお店は、地球環境を考えてトリニティをラインナップに加えているということ。積極的に利用してもらいたい。


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