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2020.06.05

メーカーズボイス

Prince PHANTOM GRAPHITE プリンス50周年に合わせて復活!! 名器prince「グラファイト」




#やっぱりグラファイト
PHANTOM GRAPHITE 107

[ファントム グラファイト107]


うまーーーーく再現されている
名器未体験の人も試して!

打つ前に! まず、コスメのブラックにグリーンのライン、そして久しぶりのブリッジ構造が、年代的にグッと来る。当時は、グロスコスメだったなぁ。グリーンもガンメタ風の感じでクールだ。久しぶりにオーバーサイズのラケットを持ったが、ブラックだからか大きすぎる感じはしない。最薄部17.5mmでボックスフレームというのは、持つだけで思わず「懐かしくなってしまう」。

言うまでもなく名器の復活なわけだが、率直に言ってかなりうまく融合したと思う。

元のラケットといえば、その独特の打球感、パワー、スピン性能とバランスが取れたモデルだったが、今回のモデルも非常にバランスがいい。まず、この薄さにしてパワーがとにかくすごい。正確に書くと、ボールの乗りがいい(スライスがビューンと伸びる)。パワーと言うと、弾くイメージになるが、こちらは乗り(馬力ではなくトルクがある感じ)。

そしてスピン性能も確かである。だからこそ、どちらも必要となるサーブが良くなる。スピンを多めにしたり、スピードを出したり、自在にやりやすいし、そもそもサーブがなんか入る(笑) この薄さにして、これだけの性能が出せるのはプリンスの「TeXtreme×Twaron」をシャフト部フェイスの10時・2時部分に使用しているからなのだろう(ATS=アンチトルクシステム)。打球感もモニュ→パシと2パーツに分かれて感じる。つまり最初に柔らかさを感じ、後半にしっかりした感じがある。そして、そのイメージのままにボールが飛んでいくのであーる!

うまく復刻させたなぁ、と言うのが正直な印象。17.5mmにはビビると思うけれど、十分に使える。薄ラケを使いたいんだよなぁ、と言う(自分を含む)オジさんプレーヤーから、名器未体験のニューエイジ世代まで、一度打ってみてほしい。そう思えるラケットだ。



 


振り抜きがとにかくすごい!
スペックからは想像もつかない良さ

僕は107のほうが好み。まず、オーバーサイズのラケットなのに、びっくりするほど振り抜きがいい! 見た目はグラファイトならではの色で、少し重め。しかし、インパクトからフォロースルーでラケットヘッドがスッと抜けやすい。プレーヤーのパワーの有無にかかわらず、この振り抜きがあるとプレーしていて楽しくなる。 

中でも、このラケットの特徴を感じたのが、ボレーだ! 無理にラケットを操作しなくても、面を合わせて、手の平の感覚でボールを飛ばすことができるため、ボールコントロールがしやすく安心感がある。

ストロークではパワーもあるのだが、ボールを飛ばしやすいのが印象的だった。自分のスイングとボールの飛びに大きな差がないため、狙うエリアから大きくミスすることもない。

お勧めするなら、部活でテニスをしているジュニアだろうか。一般的に、オーバーサイズのラケットはアベレージヒッター向けな印象があるが、このラケットはもっと多くのプレーヤーのニーズにこたえてくれると思う。ボックス形状なのにパワーやスピン性能は高い。スペックで判断するのではなく、ぜひ一度試打して自分に合っているものを絞ってほしい。












#やっぱりグラファイト
PHANTOM GRAPHITE 100
[ファントム グラファイト100]


薄いのに安定して
ボールも潰しやすい

こんなラケットは未体験だ!

107平方インチを打った後に打ったが、まず違うのは打球感だ。PHANTOM GRAPHITE 107

では「モニュ→パシ」と表現したが、PHANTOM GRAPHITE 100では後半のしっかりした感じが強いイメージになる。

パワー面では、オーバーサイズより抑えめなので、こちらは軸スイングで叩いていくタイプに向いていると思う。実際、厚く捕らえて打っていくと、スピードとスピンが混ざった自分でも惚れ惚れなボールが飛んでいく。とはいえ、スピン性能に関しては107平方インチよりは抑え目と言える。ナイロンマルチとポリ、双方で打ったが、このPHANTOM GRAPHITE 100に関してはポリの方が合っている印象だ。310gとPHANTOM GRAPHITE 107より5g重い設計だが、フレームの取り回しはこちらの方がよく感じる。バランスポイントは同じ31.0cmなのだが。17.5mmという薄さは、こちらのラケットも不安さはない。ストローク、ボレー、サーブ、すべてバランスがいい。黄金スペックに慣れている人は、こっちの方が打ちやすいかもしれない。いや、でもPHANTOM GRAPHITE 107のよさも試してほしいけれど。

いずれにせよ、軸回転をする現代スイング派の人は、こっちの方が向いているだろう。薄いのに面が安定していて、ボールが潰せて質のいいボールが飛ぶ。これまでのラケットには、あまりない打ち味。プリンスのテクノロジーだから生まれたラケットをぜひ体感して欲しい。






その衝撃吸収性にびっくりした
パワー、コントロールが素晴らしい1本
 
第一印象は、意外とシビアなラケットではないということ。「ファントム・グラファイト 107」と比較してみると、打感が少し硬かったり、フレーム剛性の高さは感じる。しかし、最近のテクノロジー盛りだくさんのラケットの中でもシンプルなラケットに感じた。余計なアシストというのも最小限に抑えつつ、現代のスピードボールで押してくるテニスに対応できるパワーやコントロール性能があると思う。

ストロークではポリストリングと合わせると少しハードな打感。ただ、自分が狙いたいと思っているところにカチッと面を合わせて、コントロール良く打てる。加えて、インパクトからの打ち出しが高く、ネットすることがなかったのはプラスに評価! フラット系で打っても自然とスピンがかかってくれるのだと思う。

また、オフセンター時の衝撃の少なさもGOOD。フレームがしっかりしているため、「体にも多少の負担がかかるのでは?」と思っていたが、その心配も必要なかった。しっかりボールを捕らえたとき以外でも腕に衝撃がなく、快適にプレーを続けることができた。princeのテクノロジーであるテキストリームが効いているのだろう。

薄ラケならではの打球感や振り心地を残しながら、スペック以上のパワーやコントロール性能を持った“やさしさ”ある1本だった。




取材協力 グローブライド株式会社 https://princetennis.jp/sp/phantom-graphite

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