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2020.12.07

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ジョコビッチ夫妻が子供たちを支援するため保育園を開設「子供たちと未来のために投資する」

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子どもたちの可能性を伸ばすため
教育が必要と考えるジョコビッチ

ATPは、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)夫妻が行う慈善活動を掲載。セルビアの2つの村に保育園を開設するため、ノバク・ジョコビッチ財団が10万ユーロ(12億6200万円)を集めることを目的とした「シーズン・オブ・ギビング」キャンペーンを始めたとした。

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同財団は、新型コロナウイルスによるパンデミックに際し、セルビアの病院や医療従事者を支援するため、人工呼吸器や他の医療機器を購入資金100万ユーロ(約1億2600万円)を寄付してきた。

今回の支援についてジョコビッチ夫妻は、「今のパンデミックの状況を考え、今年は主にヘルスケアに焦点を当て、寄付金を使ってセルビアの医療機関をサポートしようと決めた。だが、僕たちの第一の目標は子供たちと彼らの未来のために投資することにある」とコメント。ジョコビッチ夫妻は、集まった寄付金と同額を寄付するとした。

同財団は、幼少期の発達にフォーカス。その方法の一つとして、保育園の開設そして運営をしてきた。これまで3万人以上のセルビアの子供たちがこの活動のサポートを受けている。
「僕たちの国には本当に小さな宝石がたくさんある。だが、残念なことに小さな町では早くから教育を受けられず、彼らの可能性を十分に伸ばすことができないことがある」と、ジョコビッチは母国セルビアの現実を見つめた。

特に今年は新型コロナウイルスの影響から、両親が仕事をしなければならない状況がある。ジョコビッチは、「両親が自宅で仕事をせざるを得ない状況で、子供たちに十分な時間を割くことができない」とし、今年は2つの村に合計105人の子供たちを受け入れる保育園を開設することを決めた。

「それぞれの村には、それぞれのストーリーがある。僕たちの使命を信じてくれる人の力を借りて、世界に向けて伝えていきたい」。そう語り、ジョコビッチは今後もサポートを続けていくとした。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma