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2020.12.25

選手情報

ティエムのコーチ、マスー氏がメンタルの重要性&愛弟子の将来について語る

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サーフェス問わないティエムの活躍に
「明るい未来が待っている」

2013年に現役を退いたマスー氏は、国別対抗戦「デビスカップ」のチリ代表キャプテン(監督)に就任。その後、自身の「マスー・テニス・アカデミー」を開設し、2019年2月にティエムのコーチに就任した。

コーチ就任時、チームの目標の一つとして「ハードコートでの成績を上げること」を掲げていたというだが、ティエムはATP1000マスターズ大会インディアンウェルズでいきなり優勝という結果を残す。そして、同年の全仏オープンで2年連続となる準優勝。2020年には全豪オープン準優勝、そしてUSオープンで悲願のグランドスラム制覇を成し遂げた。


(c)Pete Staples/USTA

マスー氏は、「今ではクレーとハードのどちらが良い成績を残しているかわからない。彼は両方のサーフェスで素晴らしいレベルを持っている」と愛弟子の成長を喜びつつ、「彼は才能のある選手だし、とても努力家だよ。とても若いので明るい未来が待っていると思う。彼はもっと勝てることを知っているし、来シーズンも堅実なテニスを続けてくれることを願っているよ」とさらなる活躍を期待した。

今年11月下旬には、オリンピック2大会連続金メダルという偉業を成し遂げたマスー氏の影響を受け、来年開催予定の東京五輪のプレーを決断したティエム。マスー氏は、「成功するためには選手の近くにいなけらばならない」とコーチと選手が互いに尊敬し、二人三脚で取り組まなければ成長できないとした。
来シーズン、ティエムがどのような成長を見せてくれるのか楽しみでならない。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma