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2021.01.06

メーカーズボイス

ルキシロン「4G(フォージー)」、錦織圭を世界トップに導いた第4世代ポリ<編集部の評価は!?>

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2012年全豪で自身初のGSベスト8入り
錦織のラケット「STeam PRO」には
ルキシロンの第4世代ポリが張られていた

2012年全豪オープンは、錦織圭にとってターニングポイントとなった大会である。
2008年、ツアー初優勝を果たし、2009年に負った右ヒジのケガを乗り越えて2010年にツアー復帰。再び勢いを取り戻して2011年に、チームの悲願でもあった「プロジェクト45」の目標、45位(松岡修造氏が持っていた当時の日本人最高位)をクリア。そんな中で、臨んだ2012年の全豪オープンだった。第24シードで臨んだ本戦では、1回戦でS.ロベール(フランス)にストレート勝ち。続く2回戦ではM.エブデン(オーストラリア)に2セットダウンからの逆転勝ち、3回戦J.ベネトー(フランス)に3-1、4回戦J.W.ツォンガ(フランス)に3-2で勝利し、ベスト8に進出。準々決勝ではA.マレー(イギリス)に敗れてしまったものの、日本男子として80年ぶりとなる全豪ベスト8入りを果たした。





その全豪オープンから、錦織が変更したものがある。それはメイン(縦糸)のストリングだ。2011年シーズン後半から「STeam PRO」の使用を開始したのだが、メインに張っていた「アルパワー・フローロ(現在は廃盤)」を、この全豪オープンから変更していたのだ(ちみに、2013年全仏オープンから、メインにナチュラル・ストリング、クロスにポリ・ストリングというセッティングに入れ替えている。さらに2018年からポリはエレメント[ELEMENT]に変更している)。世の中が、錦織に一気に注目していくタイミング。だからこそ、余計に<あの金色のストリングは一体何なんだ?>と大きな話題となった。

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