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2021.02.04

大会情報

元女王ハレプ、単複で準々決勝へ「とにかく試合数が必要なの」

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「練習試合とは違うので
公式戦に慣れることが大事だわ」


グリップスランド・トロフィーに第1シードで出場中のシモーナ・ハレプ(ルーマニア)は2月3日、シングルス3回戦に臨み、ローラ・シゲムンド(ドイツ)に6-2、6-4で勝利。準々決勝に駒を進めた。

試合後、「(勝利できて)ハッピーだわ。第2セット序盤は、エネルギーがなかった。でも、そこから集中力を高めることができた。初戦を考えると、かなりプレーが良くなってきている」と手応えを語ったハレプ。

“エネルギーが…”という発言をしているが、仕方ないことかもしれない。実は、この試合の前に、ダリア・ガブリロワ(オーストラリア)とのペアでダブルスに臨み、ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/ベタニア・マテック・サンズ(アメリカ)を7-6(4)、2-6、10-2で下しているのだ。

「ダブルスは簡単ではない。でも楽しかった。ダーシャ(ガブリロワの愛称)と一緒にプレーするのは、いつでも楽しみ。私たちはうまくプレーできたと思う」と試合を振り返っている。



【動画】シゲムンド戦で強烈ダウン・ザ・ラインを披露したハレプ

先週の金曜日には、アデレードでエキジビションマッチ「A Day at the Drive」に出場。すぐにメルボルンに移動して、シングルス&ダブルス双方をこなすというのは、かなりタフそうだが、シーズン初めということで、試合勘を取り戻したいのだという。

「とにかく試合数が必要なの。練習試合とは違うので、公式戦に慣れることが大事だわ。いつものことだけど、シーズンの初めというは、簡単ではない。だからプレーのリズムを見つけ出さなければならない。それでも、1日ずつプレーが良くなっていると感じている。アデレードでのアッシュ(アシュリー・バーティ/オーストラリア)との試合は大きな助けになったわ。明日は明日で、よりよくプレーしたい。結果はどうであれば、もっとうまくプレーしたいと思っている」

徐々に調子も上がっているというハレプ、準々決勝もシングルス、ダブルスをこなすことになる。そのシングルスでは、昨年の全仏女王イガ・シフィオンテク(ポーランド)を下したエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)と対戦する。

「フラットが武器の選手。ショットも深いので、打ち返すのは簡単ではない。私は自分のプレーをしなければね。とにかく集中して、自分を信じるわ」、そう警戒したハレプは、全豪オープン(2月8日開幕)までに、どこまで調子を上げることができるか? 注目である。

【写真】ハレプの2020年全仏オープンプレー集


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Photo by Takeo Tanuma