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2021.03.19

ジュニア選手

石井さやか選手インタビュー 強烈なフラットのフォアハンドが武器! 特訓中のショットとは!?[MUFG全国ジュニア優勝]【注目のジュニアテニス選手特集②】

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将来の活躍が期待される注目のジュニア選手を紹介するこのコーナー。2回目は、2019年全国選抜U-14覇者で、2019年14歳以下国別対抗戦ワールドジュニア決勝大会に日本代表として戦った石井さやか選手にインタビュー。どのようなきっかけでテニスを始め、日ごろはどのような練習を行っているのか、またどんなところに注意してスイングしているのか。日本テニス界のダイヤの原石に迫る!


水泳、新体操、ピアノにテニス
たくさん習い事していた子ども時代

――テニスを始めたきっかけを教えてください。
「幼稚園生のころ、3歳上のお姉ちゃんが友達と一緒にテニスをやっているのを見て、私も一緒にやりたい! と思って始めました。5~6歳のときだったと思います」

――テニスを始める前までは、何かスポーツをやっていたのですか?
「水泳と新体操をやっていました。といっても、新体操はそんなに長くやっていたわけではなくて、幼稚園のときに2年ぐらいやっていただけです。水泳は、赤ちゃんのころから小学1年ぐらいまでやっていました。そのほかにはピアノも習っていて、小2ぐらいまでは続けたと思いますが・・・あまりよく覚えていません(笑)」

――習い事をたくさんやっていたんですね。
「はい。全部お姉ちゃんがやっていて、“お姉ちゃんのマネをしたい!”、“お姉ちゃんに負けたくない”という感じでやっていたと思います。そのなかの一つに、テニスがありました。
小1のときに東京から広島へ引っ越したのですが、広島では家の近くに水泳や新体操ができる場所がなかったので、自然とテニスを一生懸命やるようになりました。やっているうちにうまく打てるようになり、初めて試合に出たときに“テニスすごい楽しい!”と思いました。もともと私は勝負することが好きで、試合になると燃えるタイプ。それでピアノもやめて、テニスが残ったという感じです」



――日ごろどのような練習をしていますか?
「TEAM YONEZAWAに所属しているので、米沢徹コーチのもと、チームのみんなと一緒に練習しています。週に6日、最近は1日4時間程度、午後に練習しています。
練習内容は、基本的にポイントパターン練習が多いです。シングルスで、例えばロブから始めるパターンや、ショートクロスやショートスライス、ドロップショットから始めるパターンなど、さまざまなパターンからどのようにポイントを取るか、という練習です。これを2時間ぐらいやります。このほか、ラリーを30分ぐらい、球出しでの練習を1時間ぐらいします」

――練習ではとても速いボールを打っていましたが、得意とするショットは何ですか?
「フォアハンドのフラットのボールです。とても自信のあるショットですが、打つときはあまり深く考えることはなく、“とにかく打つ!”という感じでスイングしています。自分の最大限の力を、“バンッ”とボールにぶつけるようなイメージです」



――バックハンドで気をつけていることはありますか?
「バックは、フォアに比べるとあまり得意ではありません。バックは全力で打つと飛びすぎてしまう印象があるので、フォアよりも力を抜いて打つようにしています。その力のコントロールをするために、ボールを打ったあとは右手をグリップから離すようなイメージを持ってスイングしています。単純に右手が邪魔だなと感じるから、というのもあるんですけど(笑)、右手の力をヒュッと抜くような感覚で打つと、ボールがコートの中にしっかり収まってくれる気がします。感覚的にいいボールが飛んでいくと思います」


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