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2021.03.19

ジュニア選手

石井さやか選手インタビュー 強烈なフラットのフォアハンドが武器! 特訓中のショットとは!?[MUFG全国ジュニア優勝]【注目のジュニアテニス選手特集②】

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自分の武器を生かすためにも
ボレーを特訓中!

――サーブはどうですか? トスを上げて力をタメるときの姿勢、トロフィーポーズがきれいですね。
「ありがとうございます! サーブで気をつけていることは二つあって、一つはインパクトする前の足の体重移動です。“ラケットを引く→トロフィーポーズ→打つ”という一つひとつの動作に合わせて、重心を“前→後ろ→前”とうまく移動させるようにしています。そうすると力が入りやすくなって、いいサーブが打てると思います。
もう一つは、トスの位置を少し低くすることです。最近トスが落ちてくるタイミングが合わない、と感じることが多く、コーチに相談したら、トスの高さを指摘されました。意識的に低めにトスするようにしています」



――トスの高低を調整するのは難しいと思いますが、どのようにやっていますか?
「そうなんですよね、なかなか難しいです。私の場合、何も考えずにポーンとトスすると、結構高いところまで上がってしまうので、そっと上げるように心がけています」

――ボレーはどうですか。
「今、猛特訓中です。ボレーはあまりうまくなくて、羽子板のように“バンバン”と打ってしまうので、きちんと足を使って飛んできたボールの横に入り、当てるだけ、という基本をとにかく意識して取り組んでいます。昔はあまりボレーをしなかったのですが、今は強いストロークで展開して、ネットプレーでポイントを取れるようにしたいので、練習に励んでいます。
ネットプレーは、まさに課題としているところです。相手からの逃げたボールをしっかり攻めて、最後に自分が決めて終われるようにしたいので、ネットプレーは頑張っているところです」

――どうしてそのような考えになったのですか?
「以前は、自分のパワーショットで相手を追い込み、そこでポイントを決めて終わることができていました。けれど、最近は周りのみんなも身長が大きくなって体型もがっしりしてきて、決まっていたボールを返してきます。昔は競ることがなかった相手とも、今は競るような展開が多くなってきました。自分の武器であるパワーショットを使って、どうやって勝てるかを考えたときに、相手から少し逃げてくるボールがきたときに自分のほうからしっかり攻めて、相手に時間をつくらせる前にネットプレーに出て、ポイントを決めてしまうことが大事だと考えました。自分でしっかり終わらせる、ということが勝利につながると思っています」



――練習では、中学3年生とは思えないほど速いボールを打っていましたが、ラケットは何を使っているのでしょうか?
「ダンロップ『CX』シリーズの200です。スイートスポットに“バンッ”と当たったときはとてもいい感覚で、すごいボールが飛んでいきます」

――ストリングは何のモデルを張っていますか?
「ダンロップの『アイコニック・オール』です。縦も横も同じものを張っています。ナイロンなので、私の場合は3日ぐらいで切れてしまいますが、ポリを張ると手首を痛めそうなので、このままナイロンを使う予定です。ストリングの違いがどのぐらい自分のテニスに影響するのか、今のところよくわからないのですが(笑)、昔、縦にポリを張ったハイブリッドを試したことがあって、ハイブリッドよりもナイロンだけのほうが、よく飛んでくれるという印象はありました」

――テンションはどれくらいですか?
「45で張っています。緩めですね。前に手首をケガしたことがあり、そのときは53と硬めに張っていました。コーチに相談したら緩めに張ることを勧められて、39で張ったら、手首が痛くても飛びすぎたので(笑)、中間ぐらいの45にしました。ちょうどいい感じだと思っています」

――石井選手はセントクリストファーのウエアを着用しているんですね。
「小5のころから着ています。セントクリストファーのウエアはとても気に入っていて、一度ブランドがなくなって復活したときは、真っ先に着た、というぐらいです(笑)。特に、(取材当日に着用していた)チェック柄や水玉模様がデザインされているウエアが多くて、かわいいなと思います。白や黒などの無地のノーマルなタイプのウエアも好きで、よく着ています。好きなウエアで試合ができるのは楽しいですね」

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