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2021.04.24

テクニック

これだけは知っておきたい、テニスの用語集 ~基本ルール編~ (1)

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今回はテニスのルールにおける用語を紹介

テニスのルールにおける用語や
コートの名称を紹介!

春は新たにテニスを始める人が多い季節。テニス初心者にとっては、よく意味がわからないという用語も多いのではないだろうか。そこでテニスをプレーするうえでも、観戦するうえでもこれだけは絶対に知っておきたいテニス用語を紹介。今回は、ルールにおける用語を解説する。

※『テニスクラシック・ブレーク』2018年10月号別冊付録に掲載したものを再編集した記事になります



《基本ルール》

【トス】

試合前に行い、サーブ、エンドの順序を決める。トスの勝者は次の3つから選べる。
(1)「サーブ」か「レシーブ」の選択。この場合、敗者はエンド(どちらのコートで最初にプレーするか)を選べる。
(2)「エンド」の選択。この場合、敗者はサーブかレシーブを選べる。
(3)トスの敗者に、前記のどちらかを選ばせる。

【ポイントスコア】
0は「ラブ(Love)」。1ポイント目は「15(フィフティーン)」、2ポイント目は「30(サーティー)」、3ポイント目は「40(フォーティー)」。4ポイント目は「ゲーム(Game)」。互いに3ポイントずつ取った時はデュース(Deuce)。デュースで1ポイント取るとアドバンテージ(Advantage)。常に、サーブをする選手のポイントからアナウンスをする。

【ゲームスコア】
・タイブレーク・セット:相手より2ゲーム以上の差をつけて、先に6ゲームを取った選手が、そのセットの勝者となる。6オールになった時はタイブレークを行ってセットの勝者を決める。
・アドバンテージ・セット:相手より2ゲーム以上の差をつけて、先に6ゲームを取った選手が、そのセットの勝者となる。5オール以降は、どちらかの選手が2ゲーム差をつけるまで続ける。

【タイブレーク】
6オールになった時に、行うゲーム。第1ポイントのサーブは、そのセット最初のサーブをした選手。以降2ポイントずつサーブを交代する(2ポイント目はアドサイドから)。ポイントは1(One)、2(Two)、3(Three)…と数え、相手のポイントより2ポイント以上の差をつけて、先に7ポイント取った選手が、タイブレークとセットの勝者となる。6ポイント・オール後は、どちらかに2ポイントの差がつくまで続ける。スコアは7‐6。

【チェンジエンド】
奇数ゲーム終了時に、サイドをチェンジする。選手は90秒の休憩が取れる。しかし、各セット第1ゲーム終了時のチェンジエンドでは、休憩はなし。タイブレークは6ポイントごとにチェンジエンド。その際も休憩はない。日本語では“チェンジコート”。

【連続的プレー】
試合開始から終了まで、選手は連続的にプレーをしなければならない。ポイント間は25秒以内。チェンジエンド時に90秒以内の休憩。セット終了時に120秒以内の休憩。メディカルタイムアウト(ケガの治療)は、1ヵ所1回に限り3分以内の治療を受けられる。

【〈ペナルティー(罰則)の基準〉「タイム・バイオレーション」】
ポイント間、チェンジエンド間、セット終了時の休憩を不注意で違反した場合、次のような段階でペナルティーが与えられる。
1回目=警告(Warning) → 2回目=失点(Point Penalty) → 以降失点。

【〈ペナルティー(罰則)の基準〉「コード・バイオレーション」】
「不当な遅延行為」「コーチング」「ボールの乱用」「言葉による侮辱」「声による卑猥(ひわい)な表現」「スポーツマンらしくない行為」などがあった場合、次のような段階でペナルティーが与えられる。
1回目=警告(Warning) → 2回目=失点(Point Penalty) → 3回目=失ゲーム(Game Penalty) → 以降失ゲーム。違反が悪質な場合、どのような段階でも失格(Default)を科せられることがある。

【オーバールール】
主審が、線審が下した判定を覆すこと。それに対して、自らが下した判定を訂正する際には「コレクション」と発する。

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写真=石塚康隆(NBP) Photos by Yasutaka Ishizuka