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2021.06.01

選手情報

<一問一答>フェデラー、イストミンを翻弄して快勝「全体としては、非常に満足しているよ」[全仏オープン]

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Q.今日の調子はどうでしたか? クレー初戦と比較してください。

「ジュネーブと比較してだよね? 違う対戦相手、異なる状況だね。その時は3セットマッチで今回は5セットマッチ。ジュネーブは標高が高いが、ここはそんなことはない。それでも、今日もコートは速い方だったな。試合の中で、5本以下のラリーがほとんどだったよね。

全体的に見て、より良かったと思う。対戦相手のタイプが違ったこともあるが、さまざまな方法でポイントを上げることができた。ドロップショットはどちらでも使っていたけど、(今回は)ネットに出るオプションも使った。テンポも速くした。ジュネーブでのチョイスは間違っていたと思う。いつもクレーに戻ってくる時は、ミスをするんだ。サーフェスに合わせるのは簡単だと思うかもしれないが、芝やハードコーチでは、ブロックを多く使うことができる。対戦相手が違ったということもあるし。

ほかの点では、大会自体や試合のリズム、タオル(を自分で準備する)、ショットクロック、そういったすべてのことに慣れてきたと思う。よくわからないが、(ジュネーブでは)リズムが作れなかったんだ。

一番の違いは、ジュネーブだったということかな。とても速いポイントが多かったからね。タオルを受け取ったり、観客が静かになるのを待つのに、数秒かかるということも(以前は)滅多になかった。

それと、今日はよりスイングするように意識した。できるだけ多くのポイントをプレーしたいと思っていた。私は、時々自分に言い聞かせる時間を作るし、汗をぬぐったり、何か違うことをしたりするんだ。バカげたことに感じるかもしれないけど、本当なんだ。大きな試合ではちょっとした休憩や息抜きが必要だから、すぐにタオルを求める。そういうプライベートな時間が大事なんだ」

Q.あなたはウィンブルドンがゴールだと言いました。今は、そのためのリズムを取り戻す過程にあると思います。現実点では、どんな状態でしょうか?

「正直に言って、わからないな。ただ、次がどうなるかわらかない今みたいな状況は嫌いじゃない。ラウンドごとに、試合をするだけ。それは助けになると思うけれど、定かではない。今日は勝ててとてもうれしいし、多分木曜日に再び自分を試すチャンスを得ることができた。明日の朝、どんな気分になるだろうか、チェックしてみるよ。

練習をして、会場に来て、みんなと会う。それもリズムの内。戻ってこられてよかったよ。家族がここにいないのは残念だけどね。ウィンブルドンも近づいているけれど、そこに家族がいられないかもと心配している。

とはいえ、(ウィンブルドンを)とても楽しみにしている。正直に言って、自分の立ち位置がわからないんだ。今日はいいプレーができた。木曜日なのかわからないけど、次のプレーでも同じようなことができることを願っているよ」

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Photo by Takeo Tanuma