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2021.06.01

選手情報

<一問一答>フェデラー、イストミンを翻弄して快勝「全体としては、非常に満足しているよ」[全仏オープン]

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Q.ウィンブルドンについて質問です。2年ぶりですが、一番楽しみにしていることは? プレーするのは簡単ではないでしょうか?

「1年以上のリハビリから戻ってきた私にとって、ウィンブルドンはいい選手に対して、いいプレーができるかの物差しになると思っている。ひょっとしたらパリで何かがわかるかもしれないけれど。

当初、手術をした時の目標は昨年のウィンブルドンに出場することだった。だけど、2度目の手術をして、パンデミックが発生して、ウィンブルドンが中止になった。また、プレーできればうれしい。だからこそ、このまま元気でいたい。自分としては元気でいられると確信しているけどね。日に日に体は良くなっているし、ポジティブな状態だ。ゆっくりだけれど進歩してきている。だから、ウィンブルドンが楽しみなんだ。もし観客がいないとなると、ショックだけどね。今は、物事が好転する寸前にあると思っているし、そう願っている」

Q.思っている以上にフットワークが素晴らしいと感じましたが、ご自身としての感覚は? また(ジュネーブで敗れた)パブロ・アンドゥハル(スペイン)が、ドミニク・ティエム(オーストリア)に勝利しました。これはプラス材料でしょうか?

「いや、彼が勝ったことで、そう(プラスだと)は思っていない。ただ、ドーハで復帰して(ダニエル・)エバンズを倒したことは、自分にとってプラスになったと思う。その後、エバンズはノバク(ジョコビッチ)を倒しているよね。それは世界一の存在が、それほど遠くない可能性があると感じさせてくれたことだった。

もちろん試合だからノバクと戦ったら状況は違う。きっとストレートで私は負けているだろう。それでもエバンズに勝てたことがプラスになったのは事実だ。

アンドゥハルとティエムの試合は見ていないんだ。ティエムに関しては、今は本来のプレーではないけれど、打開することを願っている。彼はちょっといい選手すぎるかもしれない。もっと自分のエネルギーを見つける必要があると思う。

フットワークについては、ドーハより良かったと思う。ジュネーブでは本当に苦労していた。理由はわからないけど、うまくいかなかったんだ。ただ、もし負けた試合に勝っていたら、状況はもっと良かったと思う。ドーハでは今日のように、ネットに出たい、より攻撃的に行きたいといったことができるように感じていた。プレーがクリアで、うまく行っていたんだ。

全体としては、非常に満足しているよ。そう言い切れる。今日は、よく動くことができた。長い打ち合いにならないように、ドロップショットを使うことで、わざラリーを短くした。今後どうなるのか楽しみだね」

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Photo by Takeo Tanuma