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2021.08.23

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チチパス、自身の行動への批判に反論「何もおかしなことはしていない」

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チチパス、コーチングを否定「何もおかしなことはしていない」

先週行われた「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/ATPマスターズ1000)準決勝でステファノス・チチパス (ギリシャ/世界ランク3位)が見せた行動が「コーチングしているのはないか」と物議を醸している。

【動画】物議を醸したチチパスの行動。コートを離れたと同時に、コーチを務める父が携帯電話を触る

きっかけは準決勝のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同5位)戦で見せたチチパスの行動だ。第1セットを4-6で失ったチチパスは、着替えが入ったバッグを持ってコートを離れた。これに対し、ズベレフは主審に「携帯電話が入ったバッグごと持って行ったぞ。パリでも同じことがあったし、出場する大会でこれからも同じことがあるぞ」とチチパスの行動を批判。さらに、チチパスがトイレットブレークを取ったと同時に、カメラが映し出したのは観客席で携帯電話を触るコーチを務める父のアポストロス氏の姿だ。この時の動画がTennis TVの公式インスタグラムに掲載され、ファンから「ズベレフが怒るのは当然。フェアじゃない」「父親に試合のアドバイスを求めてメールしていた」とコーチングを受けているのではないかとされている。

チチパスは、これまでも試合中にコーチである父と会話をする場面が度々見られ、警告を受け、罰金を受けることもある。7月には、自身のSNSでコーチを務めるパトリック・ムラトグルー氏の意見に賛成するように「コーチングを認めるべき」だと主張している。

この試合後には、トイレットブレークはウェアを着替えるために取ったものであり、やましいことをしようとしたわけではないと主張したチチパス。「何もおかしなことはしていないよ、天体物理学じゃないんだから。Tシャツを着替えようとロッカールームに行っているんだ。観客の前で短パンを履き替えるのは良いことではないと思う。靴下や靴も含めて、ロッカールームで着替えたいんだ」と語り、今後も同様の理由でトイレットブレークを取るとした。

※ランキングは8月16日付のもの

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma