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2021.12.04

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錦織圭<一問一答>「まだまだできると思っている」とスポンサーイベントで語る

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Q.2つ目のテーマは「挫折」です。挫折した時に、どのように乗り越えますか?

錦織「僕の場合はケガが一番ですかね。ケガが多くて1年間休まなきゃいけなかったり。やっぱり、疑心暗鬼というか自分を疑う時も自然と出てきますけど、でも、なんでテニスをしているのかというと、好きだから、楽しいからやっているわけで、別に誰かに強制されてイヤイヤやっていることではないからこそ、毎日努力できる。イヤなこともあるけど、同じくらい幸せもあるので、だからやめられないというか、そういうところがありますね」

Q.どういう風に切り替えますか?

錦織「僕の場合は1回テニスから離れますね。イヤなことあったら、3日、4日、テニスをしない。テニスから離れてリセットすると、ちょっとじわじわテニスが好きというのが出てくるので、そのタイミングで自分も練習を始めたり。本当にダメな時は、数ヵ月離れてというのでもいいとも思っています。やっぱり人生は生きていると、いろいろとイヤなことがある時期があるので。子供もあると思いますが、大人になってもイヤなことが時々起きますけど、でも必ず、それと同じくらい楽しいことがあると思うので、何をするにしてもあきらめないことが大事ですね。モットーというか」

Q.心に思っている言葉は「あきらめない」ですか?

錦織「そうですね。でも、好きな言葉は『努力』かな。やっぱり何をするにしても、まず大事なのは努力。生きていくにもそうだし、やっぱり、普通に生きていくだけだと普通の人にしかなれない。別にそれがダメというわけではないですけど、本当に上に行くためには、いろいろな努力も必要だし。でも、楽しいからこそ得られることもある」

Q.以前、私もこう努力をしたと話をした時に、『それは努力じゃなくて当たり前ですよ』と言われたことがありました(笑)

錦織「それは周りにいてくれた人とか、コーチだったり、最初は両親が、休みの日にお父さんとかがずっと球出ししてくれたりしてくれて、それはあまり楽しくなかったんだけど、まぁお父さんが言うならしかたないと思っていました。でも大人になってみると、その経験が良かったというか。子供の頃はイヤだなと思っていたりするけど、周りが考えて導いてくれていたりするので。子供のころは難しいですけど、周りの巡り合わせ、両親だったり、周りが道標を作ってあげると、子供もよりスムーズにいけるのかも」

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