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2021.12.04

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錦織圭<一問一答>「まだまだできると思っている」とスポンサーイベントで語る

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Q.子供たちに、夢を叶えるためのメッセージをお願いします。

錦織「最終的には大きな目標というか、ゴールを持って、やってもらいたいですけど、なかなかそれが夢が見つからない子たちもいると思うので、それが決してダメというわけではなくて、いつかは、やりたいことも出てくるし、見つかっていくと思うので何をするにも努力を惜しまないこと、夢をあきらめないということが大切だと思います」

Q.努力の大切さ、努力はどの目標に向かってやっていますか? 

錦織「やりつづけるしかないですね、同じことを。内容的には、いろいろなことを試して、まだまだ成長していくことを感じていますし。もうすぐ32になりそうですけど、まだまだ、まだまだできると思っているので。後半よくなってきたけど、またケガでプレーできなくて、そういうところの強化というのは毎年やっていますけど、そこを続けてやっていくことがすべきことかなと思います。

Q.今回のイベントでは「服の力」という言葉を使っています。「スポーツの力」ということで、人、世の中に与える力はどんなものだと思いますか?

錦織「正直、この質問が一番難しくて。僕はスポーツをしている身なので、なかなかこっち側からの意見しか言えないですけど、僕自身も、いろいろなアスリートの、特にこの前のオリンピックでは、たくさんの選手からモチベーションをもらえました。メダルを取ったり、輝いてる姿を見て、自分もまた頑張ろうと気になれたので。

でも、同時にスポーツ選手が優遇されることもあったり。今、コロナの時期ということで、スポーツをやらなくていいという意見もわかる。僕自身もわからないし、正解はないと思う。僕自身としては、経験、たくさんいただいた力を(感じてほしい)。自分自身もそこに少しでも参加したいですし、1人でも何かを感じてくれる人がいるなら、自分は常に全力でやっているテニスに取り組みたいという思いはあるので。正直、コロナというのを考えたら、今、スポーツは難しい位置にいるのかなと思います」


Q.好きなことを職業にできて幸せだとおっしゃっていたことがあります。トップ・ジュニアのころ、どんな努力をしてきましたか?

錦織「僕の強く思うようになったのは、12歳で全国大会を優勝してから、自然とプロになるということが頭に出てきて、13歳でアメリカに行った時は、100%プロになるんだと信じていましたね。もちろん、それが悪い方向に行った時は、ほかの職業を考えればいいかなと今は思いますけど。そのころは信じていたので、そこに行くために必要なんだろうなということを、コーチに言われることは全部こなしていたので、辛いことも。なんとなく、上まで行くためには、辛いことも文句言わず、頑張るしかないんだろうなというのが頭の中にあったので、それで頑張れましたね。

最初のきっかけは、(松岡)修造さんの修造チャレンジというところで、世界に行くということをまずそこで教わって、やっぱり日本にいると日本人としか戦えないし、外国人の方とそもそも会うのも少なくて、試合することもないので。世界を目指すというのは小学生、中学生ではなかなか想像しづらいことだと今でも思いますし、そこを助けてくれたのが修造さんだったり、盛田ファンドの盛田さんだったりで、アメリカに行かせてもらったので、やっぱり経験、いろいろを世界を経験していて良かったなと思います」


Q.年末(12月29日)で32歳になりますが、なんでまだテニスに夢中になれるのでしょうか?

錦織「根っこは、楽しさがまだ衰えてないので。これしかないのかなと思いますけどね。なんとか疲れるはあるけど飽きない。どこかに楽しいというのがあって、そのいいバランスがまだまだ継続されてあるのかなと思います」

Q.世界を目指すジュニアの子たちにメッセージをお願いします。

錦織「やっぱり、とりあえず一生懸命やることしか、この頃考えられることはないので、どうやったらゴールに向かって、一つずつ辿り着けるかとか、このショットを練習してとか、このころは想像しづらいと思うので、今ある練習、試合を楽しんでやること。そういう気持ちは、教わることのできないことなので、テニスに対する、スポーツに対する情熱というのか。なので、自分の背中を見ながらでもいいですし、自分の好きな選手だったり、なかなかこうやって身近で接する機会も少ないので、今でも頑張っているという姿勢を見てもらえたらうれしいなと思います」

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