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2022.03.15

選手情報

シュワルツマンは最高217位! 男子トップ30と日本人選手のジュニア時代の世界ランキングを調査

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ジュニアNo.1だった選手は7人も!
男子トップ30選手のジュニア時代の
ランキング(最高位)を紹介


現在のトップ選手の多くはジュニア時代から活躍しているケースが多いが、例外のケースも存在する。ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/世界ランキング14位)がその1人だ。今回は、男子トップ30(※この記事の中では2022年2月28日付のランキングを採用)のジュニア時代のランキングや日本人選手のジュニア時代のITFランキングを紹介する。

【画像】男子トップ30選手のジュニア時代のランキング一覧表

ITF(国際テニス連盟)の公式ウェブサイトから各選手のジュニア時代のランキングを取得してみると、以下のような結果となった(※男子トップ30のジュニア時代のランキング一覧表は上記よりアクセスを)。

●ジュニア時代に1位になったことがある選手の割合:26.92%
●ジュニア時代に10位以内になったことがある選手の割合:57.69%
●ジュニア時代に50位以内になったことがある選手の割合:84.62%

なお、データが取得できなかったラファエル・ナダル(スペイン)、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、ジョン・イズナー(アメリカ)、ロジャー・フェデラー(スイス)の4選手は除外した。

トップ30のうち、ジュニア時代に50位以内に入っていないのはマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、ヤニック・シナー(イタリア)、シュワルツマン、ニコロズ・バシラシビリ(ジョージア)だ。シナーは17歳の誕生日を迎える年(2018年)にプロになっているため、ジュニアとしてのランキングがそれほど高くないと考えられる。その分、2019年の「Next Gen ATPファイナルズ」(21歳以下の選手を対象としたツアー最終戦)では、アレックス・デミノー(オーストラリア)を倒し、当時18歳で優勝している。バシラシビリもシナーと同様に、17歳になる年(2008年)にプロ転向しており、ジュニアでのキャリアがほとんどないのも頷ける。

トップ30選手の中で217位と最も低いランキングのシュワルツマンも、ジュニアの大会にはほとんど出場していない。10大会だけ出場した後、2009年5月頃から主戦場を男子ツアー下部大会に移している。17歳の誕生日を迎える前からツアー下部大会に出場してプロたちを相手に戦っていたシュワルツマンは、2020年に自身最高となる世界ランキング8位をマークし、同年のツアー最終戦への出場を果たしている。170cmという彼の身長からも、日本人選手にとっては希望の星とも言える存在だろう。

一方、ベレッティーニやフベルト・フルカチュ(ポーランド)、アスラン・カラツェフは当時ジュニアの大会を中心に出場していたものの、ジュニアランキングの最高位はそれぞれ52位、29位、47位だった。テニスは早くから成功する選手が多いスポーツだと言えるが、彼らのようにプロになってから飛躍する選手もいるというのは心強い。

トップ10をマークした選手は意外と多い!
日本人男子選手のジュニア時代のランキングを紹介

それでは、日本人選手のうち世界ランキングトップ300にランクインされている選手のITFジュニアランキングを見てみよう。

42位/錦織 圭(フリー):7位/2006年7月24日/16歳
96位/西岡良仁(ミキハウス):12位/2012年1月2日/16歳
101位/ダニエル太郎(エイブル):20位/2011年1月3日/17歳
234位/杉田祐一(三菱電機):73位/2006年2月27日/17歳
238位/内山靖崇(積水化学工業):12位/2010年3月15日/17歳
253位/内田海智(富士薬品):3位/2012年3月26日/17歳
262位/守屋宏紀(安藤証券):17位/2008年10月13日/17歳
267位/綿貫陽介(フリー):2位/2016年3月21日/17歳
※左から、世界ランキング/名前(所属名):ジュニアランキング最高位/ランキングの日付/当時の年齢
※277位の添田豪(GODAI)はデータがないため除外

●ジュニア時代に1位になったことがある選手の割合:0%
●ジュニア時代に10位以内になったことがある選手の割合:37.50%
●ジュニア時代に50位以内になったことがある選手の割合:87.50%

ジュニア時代に1位になったことがある選手はランキングトップ300の選手の中にはいないものの(※368位の望月慎太郎[IMG Academy]が日本人男子として初めてジュニアランキング1位になった)、50位以内になったことがある選手の割合は男子トップ30のデータよりも上回る結果となっている。単純な比較はできないが、ジュニア時代では、日本人選手が現在のトップ選手に劣らない、いい結果を残していたことがわかる。

ジュニアからプロになるパスは人それぞれ

ジュニア時代から成績が素晴らしいのはいいことだが、そこからプロになって活躍するまでのパスは人それぞれだ。ジュニア時代に、ジュニアランキングが1位だった選手もいれば、200位以下だったところから大人になってトップ10まで上り詰めた選手もいる。また、イズナーのように大学テニスを経験してからプロになる選手もいる。自分なりの強みや特性を理解し、自分らしいパスを描くことが大切だと言えそうだ。

※ATP、WTAの決定により、ロシア、ベラルーシの選手は国名が掲示されていない



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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma

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