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2022.05.30

選手情報

ナダル対ジョコビッチ、夢のカードが実現。ナダル「世界No.1と対戦する夢を実現するためにやってきた」[全仏オープン]

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準々決勝でジョコビッチ、ナダルが59回目の対戦!

昨年の王者で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)と過去13度優勝の第5シード、ラファエル・ナダル(スペイン/同5位)が5月31日、準々決勝で激突することが決まった。

【動画】ビッグ3が激突!ナダル、ジョコビッチの4回戦マッチハイライトをチェック

5月29日、「全仏オープン」男子シングルス4回戦が行われ、ジョコビッチ(セルビア/同1位)が、第15シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/同16位)に 6-1、6-3、6-3で勝利し、13年連続となるベスト8入りを決定。ナダルは、第9シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同9位)に3-6、6-3、6-2、3-6、6-3で勝利し、6年連続16度目の準々決勝進出が決めた。これにより準々決勝で両者の対戦が決まった。

ジョコビッチとナダルの対戦は、昨年の全仏オープン準決勝以来約1年ぶり。その試合は4時間13分という激闘になり、3-6、6-3、7-6(4)、6-2でジョコビッチが勝利した。対戦成績はジョコビッチが30勝28敗とリードしているものの、全仏オープン限定ではナダルが6勝2敗でリードしている。

試合後に行われた記者会見で、ジョコビッチは「ドローが発表された時に、多くの人がこの対戦の実現を待ち望んだと思う。ローランギャロスでの彼との対戦は、フィジカルな戦いとなるはず。他のすべての要素も含めて、ここまであまり時間をかけずにプレーできたことをうれしく思うよ。おそらくローランギャロスでの、最大のチャレンジになるだろう。準備はできている。彼もそうだろう。自分のフィーリングやショットは気に入っているし、やるべきことに集中する。チャンスはあると思う」とコメント。

対するナダルは「彼との最後の対戦が、ここだった。最近は戦っていないので100%どうなるかわからないよ。この3ヵ月間、このような試合をしていなかったので大きなチャレンジになると思う。ローマで優勝し、ローラギャロスと彼は9試合ストレートで勝利している。おそらく自信を持っているだろう」と試合の展開はまったく読めないとナダル。
続けて「個人的には文句のつけようがない。2週間前は、ここに来られるかもわからなかったんだからね。足の故障で大変な思いをしてきたこともあり、近い将来、自分に何が起こるかなんてわからない。でも、だからこそ、できるだけ楽しんで、テニスを続けること。ローランギャロスの上のラウンドで世界No.1と対戦する夢を実現するために、できる限り戦いたいと思ってやってきた。だから可能な限り最高のレベルでプレーし、自分にチャンスを与えられるようにしたい」と全力を尽くすと語っている。

直近10試合では5勝5敗のイーブン。今大会だけで見ると、ナダルが語るようにオール・ストレート勝ちとジョコビッチが好調を維持していることは確かだし、ジョコビッチ本人が語るように「あまり時間をかけずにプレーできたこと」を考えると、ジョコビッチ有利とも思える。それでも、ローランギャロスで誰よりも成功を収めているのがナダル。だからこそ、何が起こるかはわからない。明日は、世界が注目する試合となる。



■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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