close

2022.05.31

選手情報

チリッチが4年ぶり3度目のベスト8! 完璧なテニスを見せてメドベデフにブレーク許さず完勝[全仏オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

チリッチがメドベデフにブレークポイントすら握らせず完勝

現地5月30日、「全仏オープン」男子シングルス4回戦が行われ、第2シードのダニール・メドベデフ(世界ランク2位)と第20シードのマリン・チリッチ(クロアチア/同23位)が対戦。6-2、6-3、6-2でチリッチが快勝し、4年ぶりの8強入りを果たした。

【動画】チリッチ、弾丸のようなバックハンドのダウン・ザ・ライン

4度目の対戦となったメドベデフとチリッチ。過去3戦はいずれもメドベデフが勝利を挙げているものの、クレーコートでは初めての対戦である。

第1セット、チリッチはコート後方でディフェンシブに戦うメドベデフに対し、ドロップショットで揺さぶるだけでなく、ストロークでも厳しいコースに配球。第6ゲームでブレークに成功すると、メドベデフのミスが重なった第8ゲームも破り、6-2で第1セットを先取する。

続く第2セットもチリッチの勢いが止まらない。ピンチを迎えることなくサービスキープを続けると、第6ゲームでブレーク。リードを保って、第2セットを6-3で奪った。

一気に勝負を決めに行くチリッチは、第3セット第1ゲームでダブルフォールトを2本犯したメドベデフからチャンスを握る。スライスを使いながらメドベデフのリズムを崩し、ブレークに成功すると、その後も隙を与えず。第3ゲームでリードを広げ、完璧なプレーを終始続けて、4年ぶり3度目の準々決勝進出を果たした。

チリッチは、準々決勝で第7シードのアンドレイ・ルブレフ(同7位)と対戦。4回戦でルブレフは、第11シードのヤニック・シナー(イタリア/同12位)と対戦し、1-6、6-4、2-0となったところでシナーが途中棄権。2年ぶりのベスト8にコマを進めている。


■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

※本文中に誤りがありました。訂正しお詫びいたします。

【特集】全仏オープン2022の記事はこちら

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma