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2022.08.26

選手情報

ジョコビッチ、ワクチン未接種で入国できずUSオープン欠場「再び戦える機会を待ちたい」

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ワクチン未接種のジョコビッチ、アメリカに入国できずUSオープン欠場

8月25日、世界ランク6位でUSオープンを3度制しているノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、新型コロナウイルスのワクチン未接種のため、今年最後のグランドスラムとなるUSオープンを欠場することとなった。

【画像】ジョコビッチ、自身のSNSで「ニューヨークに行くことができない」

4年ぶり4度目のタイトル獲得を目指していた昨年の準優勝者であるジョコビッチは、自身のツイッターで「悲しいことに、今回USオープンのためにニューヨークに行くことができない。愛と応援のメッセージをくれた僕のファンに感謝したい。仲間の選手のみんな、頑張ってください! 体調を整え、前向きな気持ちで、再び戦える機会を待ちたいと思う。また、テニス界で会おう!」と綴った。

今シーズン、ジョコビッチは1月の全豪オープン出場のため、ワクチン未接種者に対して厳格な規則を設けていたオーストラリアに入国したものの、ビザを取り消され、裁判の末に国外退去処分に。2月のATP500ドバイ大会で今季初戦を戦い、グランドスラムでは全仏オープンで8強、ウィンブルドンで大会4連覇、通算7度目の優勝を飾っている。

だが、シーズン後半戦となり、ビッグトーナメントが行われるアメリカとカナダは、海外からの入国者にワクチン接種を求めており、ジョコビッチは参加することができず。グランドスラムに次ぐグレードのATPマスターズ1000を2大会も欠場していた。1年で2大会以上グランドスラムを欠場するのは、2005年の全豪オープン以来、キャリアを通じて初めてのことである。

USオープンのトーナメント・ディレクターを務めるステイシー・アラスター氏は、「ノバクは偉大なチャンピオン。連邦政府のアメリカ市民に対する予防接種政策により入国できないため、彼が今年のUSオープンに出場できないのは非常に残念です。来年のUSオープンでノバクの復帰を待っています」と声明を発表している。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma