close

2022.09.23

選手情報

ナダル、フェデラー引退試合のパートナーに緊張「違った種類のプレッシャーがある」

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

Photo by Getty Images

ナダル「誇りに思うのは、友好的なライバル関係を築いてきたこと」

9月23日に開幕する「レーバーカップ」(イギリス・ロンドン)は、22日に大会初日の試合予定を発表。今大会で現役引退するロジャー・フェデラー(スイス)もダブルスで登場し、パートナーには長年にわたりライバル関係を築いてきたラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク3位)が務める。

【動画】ファン待望! フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレーが一つのコートに集結

現地22日に大会初日となる23日の試合カードが発表され、ダブルスに出場するフェデラーのパートナーがナダルとなり、ジャック・ソック/フランシス・ティアフォーのアメリカペアと対戦することとなった。

フェデラーは「過去にも試合前に緊張することはあったけど、今回はそれとは違う感じだ」とこれまでとは異なる感情が生まれているとコメント。

「彼らが僕のチームにいてくれて興奮しているし、最後の試合で彼らと対戦する必要がないんだ。もちろん、ラファと一緒にプレーするのは特別なこと。また、ラファやノバクのような選手とプレーする機会を得られたことは、僕にとって素晴らしい経験だった。だから、もう一度、一緒にプレーすることができたらきっと素晴らしいことになると思う」と最後の戦いに向け、ベストを尽くすとした。

また、ナダルも「違った種類のプレッシャーがあるね。コート内外で素晴らしいことを共有してきた僕たちにとって、この歴史的な瞬間に立ち会えることは、素晴らしく、忘れられないものになる」と興奮気味。

初対戦となった2004年3月のATPマスターズ1000マイアミ大会で、17歳9ヵ月のナダルが当時世界ランク1位のフェデラーを破って以来、15年以上にわたって、通算40度の名勝負を繰り広げてきた。

ナダルは、「僕たちが誇りに思うのは、友好的なライバル関係を築いてきたことだ。テニスのキャリアにとって大きなものをかけてプレーしているから、時には簡単ではなかったが、同時に個人的な関係がプロフェッショナルなものよりも重要であることを理解することができた」とフェデラーとの関係性の深さがあるという。

だからこそ、「特別な日になりそうだ。とても難しい試合になると思う。特にロジャーにとっては、間違いなくすべてを処理するのは難しいだろう。もちろん僕にとってもだ。僕のテニス人生の中で最も重要な選手が去っていくんだから」と寂しさがあると語った。

【レーバーカップ初日の試合予定】
<第1試合>日本時間21時開始
キャスパー・ルード(ノルウェー/世界ランク2位) vs. ジャック・ソック(アメリカ/同128位)

<第2試合>
ステファノス・チチパス(ギリシャ/同6位) vs. ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/同17位)

<第3試合>日本時間24日3時開始
アンディ・マレー(イギリス/同43位) vs. アレックス・デミノー(オーストラリア/同22位)

<第4試合>
ロジャー・フェデラー(スイス)/ラファエル・ナダル(スペイン/同3位) vs. ソック/フランシス・ティアフォー(アメリカ/同19位)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録