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2022.09.24

選手情報

〈フェデラーGS20勝プレイバック5〉“芝の王者”の強さを見せつけ、父の前でウィンブルドン3連覇達成/2005年ウィンブルドン [リバイバル記事]

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フェデラーが獲得したグランドスラム20勝(全豪オープン6回、全仏オープン1回、ウィンブルドン8回、全米オープン5回)を一つずつプレイバック(写真は2005年ウィンブルドン)

2005年ウィンブルドン、史上8人目となる3連覇を達成

9月23日よりイギリス・ロンドンで開催されているレーバーカップを最後に現役引退するロジャー・フェデラー(スイス)。フェデラーがこれまで達成したグランドスラム優勝20回(全豪オープン6回、全仏オープン1回、ウィンブルドン8回、全米オープン5回)を、当時の写真とともに振り返る。

※『テニスクラシック・ブレーク』2009年11月号別冊付録に掲載したものを再編集した記事になります

【当時の画像】2005年ウィンブルドン優勝時に見せた、華麗なフェデラーのプレー写真はこちら

絶対的な王者とされながら、全豪オープンでは準決勝でマラト・サフィンに、全仏オープンでは同じく準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)に敗れ、この2005年シーズンではここまで“グランドスラム無冠”だったフェデラー。しかし、やはり芝では強く、ウィンブルドン前哨戦のハレ大会決勝でサフィンを下し、芝で5大会連続優勝と29試合連続勝利を達成。

そして優勝候補筆頭として臨んだウィンブルドン。3連覇がかかるだけに、その重圧は相当なものだったが、最初の2試合を難なくクリア。その後、3回戦ではニコラス・キーファー(ドイツ)に1セットを取られながらも退けると、4回戦でファン・カルロス・フェレーロ(スペイン)、準々決勝でフェルナンド・ゴンザレス(チリ)を下して準決勝に駒を進める。

その準決勝ではフェデラー自身が“ライバルの一人”として挙げていたレイトン・ヒューイット(オーストラリア)と対戦。だが実際に試合が始まると、前年のUSオープン同様、フェデラーはヒューイットにまったくチャンスを与えず、ストレートで下し決勝進出を決めた。

決勝の相手は前年と同じアンディ・ロディック(アメリカ)。第1セットをロディックに奪われたその時とは違い、今回は完璧なプレーを披露。サーブ、ストローク、ボレーのすべてが別次元で、しかもロディックの武器であるサーブですら、いとも簡単にリターンすると、わずか22分で第1セットをものにする。

第2セットは、ネットアプローチの回数を増やしたロディックの戦術が功を奏し先にロディックがブレークに成功したものの、動じることなく正確なパッシングショットを放つようになったフェデラーがブレークバックに成功。そしてタイブレークを7-2で制したフェデラーがセットカウント2-0とリードする。その後、雨による25分間の中断があったもののフェデラー優位の構図は崩れず、最後はフェデラーがサービスエースで締めくくり優勝を決めた。

この試合、グランドスラム決勝戦を初観戦する父・ローベルトさんの前で3連覇を達成した王者。これまでの2回同様、再びコートにひざまずき、今回も涙がこぼれ落ちた。このウィンブルドン3連覇は史上8人目の快挙となった。

【2005年ウィンブルドン/フェデラーの試合結果】
決勝/対A.ロディック(アメリカ) 6-2 7-6(2) 6-4
準決勝/対Lヒューイット(オーストラリア) 6-3 6-4 7-6(4)
準々決勝/対F.ゴンザレス(チリ) 7-5 6-2 7-6(2)
4回戦/対J.C.フェレーロ(スペイン) 6-3 6-4 7-6(6)
3回戦/対N.キーファー(ドイツ) 6-2 6(5)-7 6-1 7-5
2回戦/対I.ミナール(チェコ) 6-4 6-4 6-1
1回戦/対P-H.マチュー(フランス) 6-4 6-2 6-4

【次の記事】〈フェデラーGS20勝プレイバック6〉地元の英雄アガシを下し、王者の風格を漂わせてUSオープン2連覇/2005年USオープン [リバイバル記事]



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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma

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