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2023.03.28

メーカーズボイス

話題のダイアデム[DIADEM]創業者に聞く進化したラケット「エレベート 98 V3(2023)」のこだわり!【編集部&一般男性の試打インプレ付き】

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ダイアデム『エレベート98 V3』シリーズ試打インプレッション

編集部(川)

打球感が損なわれずダイレクトに伝わる快感
振れば振るほどボールが応えてくれる


どの重さでも共通に言えるのは、フレームの剛性がしっかりしているということ。かつ振動止めがいらないほど、前作と比較してクライボンといった素材の効果が利いているんだとわかる。ボールを弾くのではなく、ストリングとの接地は柔らかくボールを捕らえられて、フレームが硬いから打球感が損なわれることがない。フレームがしっかりしているからこそ、心地の良い打ち応えを感じられたのは、間違いなく進化していると感じる。

305gの『エレベート 98 V3』は、フレームがしっかりしているにもかかわらず、ボールが飛びが安定し、トップスピンも適度に入ってコートに収まってくれるという良いフィーリングで打てた。そこから『エレベート ライト 98 V3』の290gに落とし、「もっと打ちやすくなるんだろうな」と思ったところバランスも変わるせいか、軽くなると逆に難しくなってしまった印象。290gというと、ラケットを選ぶ際に当然私自身の選択肢に入ってくるのだが、フレームの剛性は感じられる一方で、出球を安定させることが難しかった。ネットプレーでの取り回しが良かった反面、自分でスイングしていける人にとってはストロークがどれだけ安定したものに打てるかが鍵になってくるかもしれない。

そこから一気に25g重くなった『エレベートツアー 98 V3』を打ったところ、思ったとおり継続して高いスイングスピードを保つことが難しく、疲労度も一気に上がる。だが、素晴らしい打球感と振動吸収性、安定した飛びをしてくれる。さすがにシングルスの試合や2時間のプレーをこなすことは難しいか…と思うけれど、一発のショットには魅力があった。ラケットの重さでボールを返球でき、ボールコントロールがしやすいなどといったメリットも享受できるだろう。

自分でスイングスピードを上げられる人ほどクオリティーの高いボールを打つことができると思うので、競技志向の高い人は確かに満足できるラケットになるはず。何でもかんでもテクノロジーを盛り込めばいいというわけではなく、必要なところに十分な技術が詰まったラケットだと思う。


ダイアデム『エレベート98 V3』シリーズ試打インプレッション①
石橋さん


ただただ球出しのボールを打つのであれば、『エレベート ツアー 98 V3』が一番気持ちがいいなと感じます。ただ、実際にラリーや試合になった時にあの重さのラケットを振り回せるかと言われると、ちょっとしんどいかも…。振動止めがないのにここまで打球感がクリアなのはすごいですね。パワーもあり、飛びも問題ないですし、ちょっとだけ弾道が上がる気がしました。

ダイアデム『エレベート98 V3』シリーズ試打インプレッション②
岸川さん


思っていたよりパワーがありますね。僕自身、過去にプリンス・グラファイト97やヘッド・プレステージなどボックス系の飛ばないラケットを使っていたので、打つ前はそんな感じの飛び具合なのかなと思っていました。けれど、それらのラケットより飛びますね。スイートエリアもエレベートの方が1インチ大きいので、その広さも感じますし。フレームが負けない、ブレないというのはより感じます。特に(スイートスポットを)外した時にクライボンのおかげだと思いますが、芯を外したことはわかるけれどもそれ以上に振動が来ないのは良いですね。


取材協力 グローブライド株式会社
フリーダイヤル  0120-506-204
https://diademsports.jp/

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