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2020.07.13

選手情報

ツアー中断中も絶好調のティエム USオープンの帯同スタッフの制限に苦言「間違いだった」

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7月12日、世界ランキング3位のドミニク・ティエム(オーストリア)が地元紙『クローネン・ツァイトゥング』のインタビューに応じ、USオープンの当初の計画を「間違いだった」と批判した。

当初、USオープンでは、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、選手がトーナメントに帯同させることができる人数を1名に制限(のちに3名に緩和)。これに対し、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は「(プレーするためには)コーチ、フィットネストレーナー、理学療法士などの素晴らしいチームが必要だ」と批判をしていた。
ティエムも同様に「理学療法士不在でこのような大きなトーナメントをプレーするのは危険。コーチがいるというのも非常に重要で、どちらかを選択しなければいけないのは難しい」とコメント。USオープンの計画は、選手にとってリスクであると語っている。

8月14日から再開されるツアーだが、ティエムは、8月22日から開催予定の「ウエスタン&サザン・オープン」(アメリカ・ニューヨーク/ATP1000)に出場してからUSオープンに臨む予定だという。

【ツアー中断もエキジビションマッチで好調をキープ】
ちなみに、ツアー中断中、多くのエキジビションマッチを行ってきたティエム。自身の名を冠した「ティエムズ7」やジョコビッチが主催した「アドリア・ツアー」、数々のトッププレーヤーを指導してきたパトリック・ムラトグルー氏主催の「UTS(アルティメット・テニス・ショーダウン)」など、3ヵ国計24試合に出場。21勝3敗という好成績だ。また、7月13日から開催する「bett1 ACES」にも出場予定と、数多くの試合をこなしている。

ティエムは「今はとても良い気分だ。この2ヵ月の間、たくさんの試合をしてきたけど、全く疲れていない。今年のスタートが良かった(全豪オープンで準優勝)ので、またテニスがしたかった」と前向きに語った。しかし、まだ修正する点はあるとし、「バックハンドとサーブをもう少し改善することにした」とコメント。
ツアー再開時には、エンジン全開のプレーを見せてくれるに違いない。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma