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2020.09.08

大会情報

“女王”セリーナが53度目のグランドスラム8強入り!<USオープン8日目>

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(c)Darren Carroll/USTA

セリーナ・ウイリアムズ(アメリカ)
6-3 6-7(6) 6-3
マリア・サッカリー(ギリシャ)

9月8日、USオープン8日目、24度目のグランドスラム制覇を目指す“女王”セリーナが、ギリシャ人初のグランドスラムベスト8入りを目指していたサッカリーを破り、ベスト8進出を決めた。

サッカリーは、世界ランキング22位で今大会は第15シードの25歳。両者は前哨戦「ウエスタン&サザン・オープン」でも対戦しており、サッカリーが逆転勝ちを収めている。
第1セット、先にチャンスを掴んだのはサッカリー。0-40と3本のブレークポイントを得たが、ボディーサーブを巧みに使ったセリーナが、ここを凌ぐ。直後3-2では、逆にセリーナは5度のデュースをものにし、先にサービスブレーク。6-3で第1セットを先取した。
第2セットでは、互いにキープしタイブレークとなり、サッカリーがミニブレークでリード。そのまま逃げ切りセットカウントをイーブンに戻した。


(c)Darren Carroll/USTA

勝負が決まる第3セットは、サッカリーが第1ゲームでブレークして先行。しかし、第4ゲームでセリーナがブレークバックする。一進一退の攻防となったが、4-3で迎えたゲームでセリーナが2度目のブレークに成功。追いすがる若手の挑戦を退けた。

試合後のインタビューで、セリーナは「サッカリーのプレーがとても良くて、アグレッシブだった」と相手のプレーを褒めた一方で、「第2セットを取られた後も自身のプレーができた」と語った。この勝利でセリーナは53回目となるグランドスラム準々決勝進出。グランドスラム24度目の優勝へまた一歩前進した。

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文=知花泰三(全米プロテニス協会公認指導員資格保持者)