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2020.09.13

大会情報

GSの新王者誕生へ! ティエムとズベレフの男子決勝が14日5時開始予定

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男子決勝を戦うドミニク・ティエム(写真左)とアレクサンダー・ズベレフ

9月13日(日本時間14日5時)、新型コロナウイルスによる中断期間を経て、初めて行われたグランドスラム、USオープンの男子決勝が行われる。決勝に勝ち進んだのは、第2シードのドミニク・ティエム(オーストリア)と第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)だ。

ティエムは、対戦相手のズベレフについて「サーシャ(ズベレフの愛称)に何ができるか知っているよ。彼は素晴らしいプレーヤー。大きな大会でも勝っているし、彼はここで勝つためにできることをやってくるだろう。難しい試合になる」とコメント。知り尽くした相手だが警戒すべきだとしている。これまでの直接対決ではティエムが7勝2敗でズベレフに勝ち越しており、今年の全豪オープン準決勝は、セットカウント3-1で勝利している。

前哨戦「ウェスタン&サザン・オープン」では、まさかの初戦敗退を喫したティエムは、今大会で徐々に調子を戻してきた。失セットは、6試合を通して1セットのみ。準決勝のメドベデフ戦では、競った状況でもミスを恐れない攻撃で相手を打ち崩した。また、今大会のスタッツで見ると、ティエムはリターンゲームを40%の確率でブレークしている。エースも多いが、ダブルフォールトの多いズベレフにとってプレッシャーのかかる場面が増えるかもしれない。

一方、優勝すれば1989年のボリス・ベッカー氏以来のドイツ人優勝となるズベレフ。今年の全豪では、キャリアハイとなるベスト4に進出しプレッシャーも少ないだろう。
懸念されているのがズベレフの体力。決勝まで戦い抜いた試合時間が17時間16分と、ティエムの13時間28分と比較し、約4時間も多い。だが、カレーニョ・ブスタ戦では2セットダウンから巻き返したことは体力の高さも示している。
「誰かは言わないが、グランドスラムで優勝することに飢えている選手がたくさんいるよ」と語り、自身もその一人だとしたズベレフ。「ドミニク(・ティエム)とはオーストラリアでいい戦いをしたよ。誰と対戦するにしても、新しいグランドスラムのチャンピオンが誕生することになるけど、とても難しい試合になると思う」と、相手が誰であろうと勝ちに行くとも語っている。

果たして、グランドスラムのトロフィーを初めて掲げるのはどちらになるのか楽しみだ。

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