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2020.10.06

選手情報

D.シュワルツマンインタビュー「身長が低くても、強くなる方法はある」【2017年取材】

ATPランキングトップ50で最も低い170㎝という身長ながら、パワフルなストロークを武器に着実にランキングを上げてきているディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)。初来日となった2017年楽天ジャパンオープンで行ったインタビューを再掲!(適宜編集しています)
協力=HEAD Japan

充実の結果残す今季
「自分の成長を感じている」

――日本にようこそ。初来日ですが、日本の印象はいかがですか? 
 「日本は初めてだったけど、街も人もすごく素敵で好きだよ! 日本の皆さんが、こんなにテニスというスポーツに興味を持っているとは思っていなかった。多くの人が会場に足を運んでくれていたので、良い刺激だった」

――3年前(2014年)にトップ100入り、今(2017)年2月にトップ50入り。ここまでの歩みは、順調と感じていますか? 
 「2009年にツアーに参戦した時は、選手たちの大きさ、パワーにとても苦労したんだ。ただ、毎年ランキングを上げることができている。これを続けていきたい。自分には、まだまだ伸び代があると思っている。まだ25歳だからね。チャレンジを続けたい」

――そして、先日のUSオープンではベスト8とグランドスラム最高成績を残しました。
 「実は、今シーズンに入ってから、すごく調子がいいんだ。マスターズ1000の大会でも2回、ハードコート(トロント)とクレーコート(モンテカルロ)で2度ベスト8にも入っている。昨年より、良いプレーができていると思うし、自分の成長を感じている。この調子で成長を続けていくことに、全力を注いでいきたい」

――USオープンのセンターコートに、立つというのはどんな経験でしたか?
 「素晴らしい経験だった。初めてグランドスラム本戦に出場した2014年大会でも、ジョコビッチとセンターコートでプレーしたから、2度目だったんだけど、今回は準々決勝という大舞台でセンターコートに立てた。テニスをよく理解していて、テニスが大好きなファンの前で、プレーできたことは大きな経験になった。ぜひ来年もあそこでプレーしたいね」

――現地では、母国のファンからの声援がすごかったです。
 「ニューヨークとマイアミに多くのアルゼンチン人が住んでいて、みんなが、会場に足を運んでくれた。すごく温かくサポートしてくれたことは、戦っていてとても心強かったね」

――シュワルツマン選手は、ラジカルMPを使っていますね。HEADから新ラジカルが発表されましたが、どんな印象をお持ちですか?
 「すごく新鮮だし、気に入っているよ! 実は、USオープンで初めて新作を見たんだ。デザインもすごくいいよね。ずっとラジカルシリーズで戦ってきているから、すぐ新モデルに代えるつもり」





身長が低くても
強くなる方法はあるんだ

――シュワルツマン選手は、身長170㎝ですが不利を感じさせません。ご本人としては、サイズについてどう考えていますか?
 「身長が高くて、体が大きいほうがパワーを出せるから、攻撃的にプレーしやすいのはまちがいない。この身長は不利だと感じているよ。周りの選手は、大男ばかりだし(笑) ただ、ジュニアのころからずっとこういう状況だったからね。自分の技術や能力を伸ばしていくことを意識して、ずっと頑張ってきたんだ。その結果が、今の自分さ。身長が低くても、強くなる方法はあるんだ」

――「身長が低くても強くなる方法はある」というには、日本人にとっても心強い言葉です。実際のゲームの中では、どんな部分になりますか?
 「まず、ファーストサーブの確率を高く保つことが大事だ。ただ、身長の問題もあって、サーブ力は(ほかの選手より)少し劣ってしまう。だからこそ、リターンゲームをしっかり戦うことこそが重要だと考えている。実際、ここ2年は、リターンゲームの奪取率で、トップレベルをキープできている。それが、ランキングの上昇にもつながっているんだ。
 それと正しい状況判断をしようとしている。時には丁寧に、確実に返球しなければいけない。その一方で相手にプレッシャーをかけるため、攻撃的に打たなければいけない。それをミックスしながら、賢くプレーしたいと心がけている。それと、相手より多くコートを走り回らなければいけないゲームをしているので、常にその準備は怠っていないよ」



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写真=石塚康隆(NBP) Photos by Yasutaka Ishizuka