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2020.10.23

選手情報

全仏新女王イガ・シフィオンテクがテニスと勉強の両立を語る

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今年最後のグランドスラム、全仏オープンで大きな話題になったのが、ポーランド人で初のグランドスラム優勝を果たした19歳、イガ・シフィオンテクだ。

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グランドスラムを2度制した世界ランキング2位のシモーナ・ハレプ(ルーマニア)や今年の全豪オープンチャンピオンのソフィア・ケニン(アメリカ)らを抑え、全試合ストレート勝ち。細い体とは裏腹に、パワフルなショットで多くのウィナーを奪うプレースタイルは、世界中のテニスファンを魅了した。

そのシンデレラガール、シフィオンテクは、テニスだけをするのではなく、勉強にも大きな力を注いでいると、プロテニスプレーヤーのノア・ルビン(アメリカ/世界ランキング240位)が立ち上げたWebサイト『ビハインド・ザ・ラケット』で語っている。

15歳の時に初めて出場したグランドスラムジュニアで『プロになりたい』と感じたというシフィオンテクは、ポーランドには多くの選手がいるわけではないため、ツアーへの取り組み方も自分なりの方法を見つけて、ここまで取り組んできたという。そのため、テニスに人生を懸けているのかと思いきや、シフィオンテクの大部分を占めているのが学業だとした。

「数週間前に高校を卒業しました。パンデミックのおかげで試験のために頑張る時間ができました。私はすべてを完璧にやりたいと思っているので、ツアーを回りながら勉強するのは大変でした」と、1年中世界を転戦しながら学業にも励んでいたという。
当然ながらくじけそうになった時期もあったというが、そんな時に支えとなったのが話題にもなったスポーツ心理学者だ。
「心理学者の方に『すべて完璧にこなす必要ない』と気づかせてもらったわ」と、テニスと勉強をいいバランスで両立することができたとした。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma