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2020.11.05

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ナダルが史上4人目の快挙! キャリア1000勝目挙げる「特別な瞬間だ」

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史上4人目の1000勝達成!
現役ではフェデラーに次ぐ快挙

11月4日、「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATP1000)の2回戦が行われ、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が、同胞のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)を4-6、7-6(5)、6-4の接戦で下し、3回戦に進出。キャリア1000勝目を挙げた。

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キャリア1000勝を挙げた選手は、過去にジミー・コナーズ(1274勝283敗)やイワン・レンドル(1068勝242敗)が達成しており、現役選手ではロジャー・フェデラー(1242勝271敗)のみ。ナダルは史上4人目の快挙となった。

1000勝目を挙げたことについてナダルは、「まぁ、それだけ歳をとったということかな(笑)」と冗談を述べつつ、「その数字を達成するためには、何年もプレーしてきたからこそで、幸せな気持ちにさせてくれるものではないかな。僕を助けてくれたすべての人たちに、そして僕の人生のどの瞬間でも助けてくれたすべての人たちに感謝の気持ちを伝えたい」と周りの人たちのサポートに感謝した。

さらに、「本当に特別な瞬間だった。“1000”という数字が特別なことは知っている。観客なしで、このようなことを祝うのが同じではないとしても、ATPやフランステニス連盟の会長(ベルナール・ジウディセリ氏)、ギ・フォルジェ氏(トーナメントディレクター)、スーパーバイザー、ボールボーイらと楽しむよ。この瞬間を少しでも特別なものにするために、彼ら全員に感謝したい」と、キャリア20年目で達成した偉業を喜んだ。

その原動力となったのが、テニスへの探求心だ。
「自分のキャリアを誇りに思っている。さまざまな怪我の問題にも直面した。その中で、僕は自分のすべきことをやり続ける情熱と愛を持っている。テニスをすることにね。多くのことを成し遂げた後も、その瞬間にハングリー精神を持ち、チャレンジを受け入れるだけの謙虚さを持ち続けることができたことを誇りに思う」と、結果を出しても満足せず、常に次へのステップを踏めたことが今回の結果につながったと語った。

貪欲に結果を追い求め、34歳となった今でもトップに位置し続けるナダル。テニスへの情熱の火をこれからも燃やし続けるだろう。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma