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2020.11.09

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「重要なことはうまくいっている」ナダルがツアー最終戦初優勝狙う

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「重要なことはうまくいっている」
そう語り、次の大会に目を向けたのは、世界ランキング2位のラファエル・ナダル(スペイン)だ。

11月8日まで開催された「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATP1000)の準決勝で、ナダルは同7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に4-6、5-7で敗戦。2年連続でベスト4に終わった。

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試合後、「負けたことは残念だ」としながらも、それもテニスというスポーツの一部だと考え、「僕は偉大なプレーヤーと対戦し、彼に負けたことを受け入れる。僕よりもいいプレーをしていた」と、勝者であるズベレフを称えた。
さらに、「彼(ズベレフ)が勝ってきたサーフェスで最後まで戦うことができた。だから、僕にとってポジティブな大会になった」と、準決勝で敗れたことに後悔はないとした。

そのナダルが次に見据えるのが、「Nitto ATPファイナルズ」。ツアー最終戦として、ランキング上位8名のみに出場が許される頂上決戦として知られ、これまでレジェンドプレーヤーが手にしてきた栄冠だ。

今シーズン、全仏オープンを制し、ロジャー・フェデラー(スイス)に並ぶグランドスラム20勝を挙げたナダルだが、意外なことに過去9度、今大会に出場しているにもかかわらず優勝できていないのだ。

その大会への意気込みを問われたナダルは、「ここで4試合戦うことができ、ロンドンでも役に立つと思う。いくつかのことを調整する必要があるけど、重要なことはすべてうまくいっている。(大会まで)あと1週間と少しだけど、変わらず練習して、準備したい」と、虎視眈々と初タイトルを狙うとした。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma