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2020.11.18

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ティエムがナダル破り準決勝進出!「記憶に残る素晴らしい試合だった」

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両セットともにタイブレーク!
ティエムが会心の勝利

11月17日、ATPツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」のグルーブロンドン2020、世界ランキング2位のラファエル・ナダル(スペイン)と同3位のドミニク・ティエム(オーストリア)の試合が行われ、ティエムが7-6(7)、7-6(4)でナダルを下し、ラウンドロビン2勝0敗とした。

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昨年、準優勝者だったティエムは、試合後の会見で「今までのキャリアの中で間違いなく良い試合の一つだ」と開口一番に語り、「2人とも素晴らしいテニスをしていたと思うし、最後にそのような試合が結果となり、非常に小さなことが違いを生んだと思う。記憶に残る素晴らしい試合だった」と今の感情を表した。

今シーズン、USオープンでグランドスラム初優勝を果たしたティエムだが、得意としているクレーコートの全仏オープンではベスト8に終わり、母国オーストリアでの大会も3回戦敗退。記者からの「USオープンのレベルに戻ってきたか」という質問に対し、ティエムは「正直に言うと、USオープンの時よりもレベルが上がっていて、ツアー再開後の自分にとって最高の試合だった。なぜかというと、USオープンや全仏オープンの後に調子を戻すのは簡単ではないからさ。ウィーンではケガもしていたしね。でも、今は100%に回復した。素晴らしい準備ができたよ」と、最高のコンディションかつプレー自体にも満足だとし、「今日の不満なところを探すとしたらあまり多くはない。今の目標はこの勝利を喜び、木曜日(11月19日)の試合までこのレベルを維持することだね」と、次の試合に気を引き締めた。

一方のナダルは、「彼(ティエム)が素晴らしい試合をしたし、僕も良いプレーができた。だから負けはしたが、ネガティブではない」とティエムのプレーが一枚上手だったと称賛した。

同日行われた同じグループロンドン2020のラウンドロビン、ステファノス・チチパス(ギリシャ)がアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に勝利。これにより、ティエムの決勝トーナメント進出が決まった。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma