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2020.11.20

選手情報

ルブレフが予選敗退もティエムに快勝! 躍動した1年を勝利で終える

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今季最多5度の優勝で活躍した
ルブレフが最終戦初勝利!

11月19日、世界の上位8名で争われる「Nitto ATPファイナルズ」で世界ランキング8位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が、同3位のドミニク・ティエム(オーストリア)を6-2、7-5で破り、同大会初勝利を挙げ、2020年シーズンを終えた。

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今シーズン、5度のツアー優勝などの活躍を見せ、今大会への出場権を手に入れたルブレフだが、すでに2敗しており、予選敗退が決定。だが、“今の自分”を推し量るためティエム戦では「最善を尽くす」としていた。

その言葉通り、第1セットでルブレフはファーストサーブでのポイント獲得率が100%と、ティエムにブレークポイントすら握らせず。アンフォーストエラーもなんとゼロ。完璧なプレーを見せてセットを奪う。第2セットでは、先にブレークしたもののティエムが粘りを見せ、ブレークバックしたが、ルブレフの勢いを抑えることはできず。第11ゲームにルブレフが5度のデュースの末にブレークに成功し、今シーズン41勝目を挙げた。

試合後、ルブレフは「最初のポイント、リターンからすごく良いスタートを切れた。ドミニクはスタートが良くなかったから最初からアドバンテージを取れた。そのおかげで自信がついて、より良いプレーができるようになった。準決勝でのドミニクの健闘を祈っている。彼はタイトルを獲るに値する」とコメント。勝利を喜びながらも、すでに準決勝進出を決めているティエムの健闘を祈った。

一方、敗れたティエムは「100%勝ちたかったが、最初の2試合がかなりタフで長かった。もちろん(決勝トーナメントに)進出する権利を得ていたことを考えると、強さを維持するのが難しかった。この大会では110%の状態でないと、チャンスはないんだ」と、勝つための気持ちをつくることができなかったと明かした。

準決勝では、グループ東京1970の上位2名である世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、あるいは同7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦。
まだ、どちらと対戦するか決まっていないが、「ここにいる選手は、みんな素晴らしい選手だし、誰と対戦するかは関係ない。2人ともこの大会の優勝者。明日の練習で良いプレー強度を見つけて、土曜日の試合では誰と対戦するにしても100%の力を発揮できるようにするだけだ」と、相手より自分の状態を整えることが大事だとした。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma