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2020.12.02

メーカーズボイス

<プロをも魅了!>テニスでポリと言えばルキシロン [LUXILON] その「新たな選び方」とは?

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ルキシロンのテニスの歴史は
1984年まで遡る

さて、ルキシロンとはどんなブランドなのか? をご存知だろうか。
1959年に設立されたルキシロン社は、元は電線やワイヤーを作っていたメーカーだ。社名の由来は“ラグジュアリー(LUXUARY)なナイロン(NYLON)”から来ている。1983年には施術用の縫糸に進出し、医療部門で大きな信頼を築くようになると、翌1984年に初めてのテニス用ポリストリング「オーキット(Orkit)」(第1世代)を発売している。1987年、2代目となる現社長ニコ・バンデレン氏が就任すると、テニス用ストリングの開発を本格化させていく。




1991年に完成したのが、パワーが特徴の「オリジナル(ORIGINAL)」(第2世代)。重要なのは、この時に、ポリと異素材を高品質で融合させる技術「ビッグバンガーテクノロジー」を生み出したということ。同製法は、年を経るごとに洗練されていき、1994年に今もなお圧倒的な支持を得ている「アルパワー」をリリース。2000年には耐久性&パワーに柔らかさを加えた第3世代の「M2(現在は発売なし)」を、同じく耐久性・パワー・柔らかさにテンション維持性能を加えた第4世代の「4G」を発売している、というのが、大きな流れだ。





ルキシロンを語るうえで
超重要なクエルテンの存在

その歴史の中で、非常に重要なのがグスタボ・クエルテン(ブラジル)という存在だ。偶然、社長のニコ氏と彼のコーチが旧知の仲だったことから1996年末に契約。ちなみに契約当時のランキングは88位で、SNSが発達した現在とは異なり、ほぼ無名といってもいい存在だった。ツアーで戦うため、コストパフォーマンスに長けたストリングが欲しいというクエルテンの要望に対して、ニコが提供したのは、当時まだメジャーでなかったポリエステル・ストリングだった。それを打ったクエルテンは“長時間のラリーでも切れない、そして何よりも長時間のラリーでもズレが少ない”と絶賛したという。その彼が、半年後、全仏オープンで名だたる選手たちを倒して優勝してしまう。





全仏当時、66位までランキングを上げていたが、ATP大会出場は、19大会しか出場しておらず、優勝はチャレンジャー大会で一度だけという存在。そんな選手がグランドスラムを制したのだから、「Unexpected Winner(伏兵優勝)」「The most surprising champion(最も衝撃を与えた覇者だ)」と報道されても無理はない。クエルテンはその後、2000年、2001年大会でも全仏を制している。


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