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2021.07.01

デイリートピックス

シフィオンテクやシャポバロフ、ダニエル太郎らが実感したメンタルトレーナーのメリット

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メンタルトレーニングの重要性について語るダニエル太郎(左)、シフォンテク(中央)、シャポバロフ

テニスはメンタルコントロールが
重要なスポーツ

多くのテニスプレーヤーが、試合中いかにメンタルをコントロールし、怒りや恐れを克服するかの重要性を理解している。現在世界ランキング9位で20歳のイガ・シフィオンテク(ポーランド)や、同12位で22歳のデニス・シャポバロフ(カナダ)は、メンタルトレーナーが自らにもたらしたメリットについて語っている。実際にメンタルトレーナーがどのような仕事を行っているのだろうか、またメンタルトレーナーを依頼した際の費用やプレーヤーにとってのメリットなどを紹介する。

【画像】シフィオンテクが信頼を寄せるメンタルトレーナー

「テニスを楽しみ、感謝するようになった」と語るダニエル太郎

まずは選手の実体験を元に、メンタルトレーナーから得られるメリットについて。昨年の後半から、メンタルトレーナーを採用したダニエル太郎(エイブル/同103位)。今年4月に行われたATP250「セルビア・オープン」では、準決勝でマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同9位)からセットを奪う活躍を見せたが、その際にメンタルトレーナーについて言及している。ダニエルは、メンタルトレーナーとの取り組みの中でこれまでと変わった点として、「テニスを楽しみ、感謝するようになった」と語っている。ポジティブな心境の変化は、大きなブレークスルーにつながることもある。そのため、ヨガやメディテーション(瞑想)をトレーニングの一環として行う選手も多い。

レゴやおもちゃを使ってメンタルトレーニングするシフィオンテク

昨年の全仏オープンを制した後、今年2年のWTA500「アデレード・インターナショナル」でも優勝を飾り活躍しているシフィオンテク。彼女も、自身の活躍の背景にスポーツ心理学者であるダリア・アブラモビッチ氏によるサポートが大きく影響していると語っている。このアブラモビッチ氏は、自身もボートのアスリートであった経験があり、また年齢もまだ若いため、高校を卒業して間もないシフィオンテクにとっても親しみやすい存在なのだろう。2人のインスタグラムには、お互いに関する投稿が多く見られ、関係のよさがうかがえる。


シフィオンテクは、メンタルトレーニングの一環として、レゴや説明書を使って組み立てるようなおもちゃを使っている、としている。論理的な思考を持つ彼女にとっては、このような取り組みがテニスにおいても効果的なようだ。

シャポバロフはメンタルトレーニングすることで「自分らしいプレーが継続できる」と話す

キャップを後ろにかぶるファッションや音楽のラップをこよなく愛することなど、テニス以外にも何かと話題の多いシャポバロフ。彼の現在のコーチは、自身の母親に加えロシア人でキャリアハイ8位のミカエル・ユーズニー氏だ。ユーズニー氏とシャポブロフの関係は非常に良好で、シャポバロフは自身のインスタグラムにユーズニーへの感謝を述べたり、頻繁に写真を掲載したりしている。そんなユーズニーコーチの勧めにより、シャポバロフはメンタルコーチを採用。シャポバロフはメンタルコーチの仕事に対して非常に満足しており、試合中に怒りなどの感情をコントロールし、自分らしいプレーを継続するのに役立っていると語っている。


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