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2021.07.17

選手情報

錦織圭&男子トップ20がプロ転向後、トップ100に初めて入るまでの期間を調査 〜トップ20に入るまでの期間も紹介〜

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トップ100からトップ20に入るまでの期間の平均は約2年

次に、100位以内にランクインした後、20位以内に入るまでの期間を調べてみた。


【図】初めてトップ100に入ってから初めてトップ20に入るまでの期間(年)

上記の図を見ると、100位から20位以内にランクインするまでに要した期間が1年以内であるのは、ステファノス・チチパス(ギリシャ/同4位)とフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同15位)だけであることがわかる。とはいえ、100位以内に入った後、20位にランクインするまでの年月は最も長い錦織であっても4年以下である。プロ転向後、100位以内に入るまでに最も時間を有したガリンも、トップ20まで上昇するには1年3ヶ月強しかかからなかった。また、シャポバロフはプロ転向後、約2年で一気に20位以内にランクインしていることがわかる。

グランドスラムにおいて、予選を戦わずに本選に入れる可能性が高まるトップ100という区切り。そこに入るのは多くのプロにとって一つの大きな目標であると言えるだろう。錦織を加えた21人の選手が、100位以内に入るまでに要した期間の平均は約3.2年だった。その後、100位以内から20位以内に入るまでの期間は約2年だった。これらを合わせると、現在のトッププロがプロに転向してから20位以内にランクインするまでに要した平均的な期間は約5.2年となる。

一気にランキングを駆け上がる選手がいる一方、
思うように上がらなかった選手も

トッププロが100位以内という一つの目安をクリアするまでに要した時間や、その後20位まで上り詰めるまでの時間は選手によってさまざまである。好発進でも、ケガなどにより思うようにランキングを上げられなかった選手もいるだろう。これらのデータは、プロを目指すジュニアにとって一つの指標になるのではないだろうか。また、各選手がたどった一筋縄ではいかないキャリアを垣間見ることで、より選手を応援したい気持ちが増すかもしれない。

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