close

2020.03.30

選手情報

ビッグ3も母国に寄付! トップ選手の支援が相次ぐ

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

世界中への感染拡大が止まない新型コロナウイルスによりツアーの中断を余儀なくされている中、トップ選手による支援の輪が広がっている。

3月25日、ロジャー・フェデラー(スイス)は、妻のミルカとともに母国スイスで助けを必要としている方に向けて、100万スイスフラン(約1億1300万円)を寄付すると発表。「私たちの寄付ははじまりに過ぎない。もっと多くの家庭をサポートできるようにほかの人たちも賛同してくれることを願っている。ともにこの危機を乗り越えよう! 健康に気を付けて!」と自身のSNSに綴った。

また、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と妻のエレナは、自身の基金を通じて、新型コロナウイルスと闘うための医療機器を購入するために、100万ユーロ(約1億2000万円)を寄付することを明らかにしている。

そして、新型コロナウイルスにより深刻な被害が出ているスペインでは、ラファエル・ナダル(スペイン)がNBA選手のパウ・ガソルとともに、寄付金を集めるプロジェクトを設立。寄付金の目標額を1100万ユーロ(約13億円)とし、活動を開始した。ナダルは、「スペインの人々が、我々を失望させたことはない。良いときも悪いときも常に、我々のそばにいてくれた。あなたたちのサポートのおかげで我々がいる。今、我々アスリートがあなたたちを失望させるわけにはいかない」と、プロジェクト設立の理由を明かした。

その他、世界ランキング2位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)は、「医師や医療関係者は自らを危険に晒しながらも命を救っている」とルーマニアに医療機器や資材を購入するための寄付を行っている。世界ランキング13位のキーズも「Kindness Wins」と呼ばれる活動で、新型コロナウイルスで苦しむ人を救う資金を集めているという。 いまだ収まる気配の見せない新型コロナウイルス。彼らの支援で多くの方が救われることを願うばかりだ。

写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録