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2021.09.04

大会情報

プロ生活10年を迎えた内山靖崇、国内プロ大会を創設「選手としての道を突き進みながら日本テニス界の発展に力を注ぎたい」

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長かったツアー出場までの道のり「ATPポイントを獲得して海外に挑戦してほしい」

内山は、今大会を将来的には国際大会に発展させたいと語る。というのも、内山自身、2009年にITFの大会に初出場してからツアー本戦出場まで6年、チャレンジャー大会での優勝は7年かかっている。この時間を内山は「辛いとは思わなかった」と振り返ったが、「(ツアーまでの)道のりは長いなと。フューチャーズで長くくすぶっている状況は良くない」と、少しでもATPポイントを獲得し、フューチャーズのレベルからチャレンジャーやツアー、そしてグランドスラムの高いレベルへとステップアップしてほしいと語る。

「将来的には5大会、欲を言えばもっと開催したいと思っています。理由は、今の男子テニス界を見た時にスペインやイタリア、フランス、アメリカといったトップ100に入っている選手が多い国には、下部大会が多い。ヨーロッパの中でたくさんの大会があれば、彼らは電車で大会を行き来できます。しかし、日本国内で国際大会少なく、それが増えれば、今まで海外渡航に使っていたお金をコーチやトレーナーを雇うことに回せたりしますし、若い選手なんかはワイルドカードをもらって早い段階でATPポイントを獲得するチャンスがある。そして、そのチャンスを基に海外の高いレベルで挑戦できる可能性が広がりますよね」と、日本で国際大会を増やすことで日本テニス界の選手育成に関していい影響があると考えている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma