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2020.03.31

ジュニア選手

3年目は特筆すべきシーズンとなった「富士薬品セイムス ワールドチャレンジプログラム」

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海外でしか知り得ない経験を積むことも極めて重要


小林杏菜選手

また、その一つ上のTEAM2005の小林杏菜についてもご紹介したい。プログラム最終年となった今シーズンについて「齋藤さんと違い、自分はなかなか勝てなかったし、ショックが大きい一年でした。ただ、落ち込むことなく、練習をしていき、結果を残します」と語っている。ワールドジュニアテニスでの日本代表選出、全国選抜ジュニア準優勝、オーストラリアでのITFジュニア(G5)での準優勝、さらに今年3月のグレード1大会出場など、価値ある経験を積んでいるが、力を発揮できなかったという思いが強いようだ。それでも、海外での経験を知ることができた3年間は非常に大きなもの。だからこそ、小林は「この3年間、日本では経験できないことを学ぶことができました。最初は海外選手に声をかけて一緒に練習するところから頑張っていき、海外の当たり前を体感できました。何よりも世界を知ることができたことが良かったですし、せっかく良い経験をさせていただいたので、グランドスラムジュニアという目標に向けて、これからも頑張っていきます」と感謝の言葉を語った。




同じくTEAM2005・木河優も、今シーズンで3年間のサポートが終了。海外遠征ではタイでのITFジュニア(G4)ベスト32がベストリザルトという悔しい1年となってしまったが、同プログラムのメンバーの中ではムードメーカーとして常に周りを盛り上げ、ときにはリーダーシップを取ってメンバーをまとめていた姿が印象的だった。今後は、このプログラムで学んだ様々な経験を糧に、更なる成長を見せてほしい。

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