close

2020.12.30

メーカーズボイス

ついにベールを脱いだWilson新テニスラケット「バーン100S バージョン4.0」 新旧比較&編集部試打インプレ付き

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存




バーン100S バージョン4.0×バーン100S バージョン3.0
<BURN 100S V4.0>×<BURN 100S V3.0>
価格:23,000円(税抜)、フェイスサイズ:100平方インチ、長さ:27インチ、平均重量:300g、平均バランス:32.0cm、フレーム厚:23.0-25.0-23.0mm、ストリングパターン:18×16、グリップサイズ:G1・G2、テクノロジー:ハイパフォーマンス・カーボン・ファイバー、ダブルホール、パラレル・ドリリング、スピン・エフェクト・テクノロジー


編集部(川)
たわみ感、しっかり感が違う

アグレッシブに攻めたい人に
バージョン4.0は良い!

最も感じたのは、打球感とストリングのたわみ方。バージョン3.0では想像以上に打球感が柔らかく、ストリングのたわみが大きく感じられるのだが、バージョン4.0では、打球感はしっかりした感じになっており、たわみも大きいとは感じない。そして、ボールスピードが出る。
弾道という意味では、同じく高く出るのだが、打球感がしっかりした分、バージョン4.0の方がアグレッシブに攻めていける。フレーム自体もしっかりしていて、スピンとスピードでガンガン押していきたい人は、すごい武器になるのではないかと思う。

特によかったと思うのが、サーブ。硬めの打球感でボールスピードが上がるので、フラットサーブを打つといつも以上のスピードが出た。セカンドサーブでも回転がかかってくれるので、ミスしなくなるし、サーブでの不自由な点がない。バージョン3.0は、良くも悪くも打球感にずっしり感がなく、軽やかな感じでボールが食いついてくれるので、楽にボールを掴んでくれる。これはこれで悪くない。ただし、新バーンと比べるとボールスピードが出づらい。弾き、反発性が少なく感じたので、その面でボール初速が遅く感じられた。

新バーンは、ボレー時に重さを感じ、ボールを弾いてしまって少しコントロールが難しくなってしまった点が少し残念だった。
ペイントが変更されたということだが、正直なところ、あまり違和感はなかったのは良かった。また、バンパーが、バーンらしい色が入っていて、良いなと思った。





バーン100LS バージョン4.0

<BURN 100LS V4.0>
価格:23,000円(税抜)、フェイスサイズ:100平方インチ、長さ:27インチ、平均重量:280g、平均バランス:32.5cm、フレーム厚:23.0-25.0-23.0mm、ストリングパターン:18×16、グリップサイズ:G1・G2、テクノロジー:ハイパフォーマンス・カーボン・ファイバー、ダブルホール、パラレル・ドリリング、スピン・エフェクト・テクノロジー


編集部(川)
しっかりした打球感が特徴

“楽しくテニスができる”

まず「バーン100S V4.0」と比べると、とにかく軽く、打球感が硬くなった印象がある。もちろん悪いというわけではない。しっかりした打球感とともに、クリアな打球感がダイレクトに手に伝わってきた。これぐらい、しっかりした打球感があると、ボールを強く叩いていくのが楽しい。
特によかったと感じたのが、ボレーだ。軽く扱いやすいのはもちろんだが、ラフに打っても飛びすぎず、飛ばなすぎずのパワー感で返球するのが簡単だった。
100Sと同様に、重さの割にボールスピードが出るのでスピンをかけても相手に攻められないボールが打てるのはうれしい。球威といった面では、やはり100Sに分があるが、競技でなければそれほど気にならない。
ミスなくラリーしたいという人には、スピンがかかって弾道が上げられるので、楽しくテニスができるラケットだと思う。


(2021/1/6更新)は「ルキシロン 4G 耐久性とパフォーマンスを高めたポリの魅力」 乞うご期待!!



★[Wilson Web Magazineバックナンバー(2011年1月号~2020年3月号)]
https://wwm.tennisclassic.jp/archive/backnumber/index.html


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録