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2021.04.21

テクニック

【テニスのダブルスで勝つ方法】強豪ペアのテクニック&戦術を盗んでもっとうまくなろう(1) [リバイバル記事]

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男子ダブルスの強豪ペアを取り上げ、得意なテクニックや戦術を詳しく紹介!

強豪ペアのテクニック&戦術に
うまくなるヒントがある!


ダブルスのエキスパートである佐藤哲哉氏が、世界の第一線で活躍している男子ダブルスの強豪ペアを取り上げ、その得意な戦術やテクニックを詳しく解説。男子ダブルスの魅力をたっぷり紹介しよう。

※解説/佐藤哲哉: 1991年、92年、93年、95年の全日本テニス選手権大会男子ダブルスチャンピオン。91年と92年にはデビスカップで松岡修造とダブルスを組んでいる。現在はダブルスのスペシャリストとしてジュニアから一般まで幅広い層を指導
※『テニスクラシック・ブレーク』2018年8月号に掲載したものを再編集した記事になります


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テーマ:男子ダブルスの世界を知る《前編》

【1】常に進化している男子ダブルスの戦い方


男子ダブルスは、男子シングルス同様に過酷な世界です。1年を通して世界各地で大会が開かれていますし、ランキングで評価されるのはシングルスと変わりません。

しかしながら、プロのダブルスに興味を持っているテニスファンは多くない…というのが私の実感です。そこで、今回からダブルスの最新技術を紹介することで“ダブルスの魅力”を少しでも多くの方に伝えたいと考えています。

最初に取り上げるのは、皆さんに知ってほしい“男子ダブルスの世界”です。厳しい世界を戦い抜いて頂点を目指す彼らにとって、戦術やテクニックのバージョンアップは欠かせません。今日通用した戦術やテクニックも、明日には通用しないかもしれないのです。例えば、かつてサービスゲームではサーバーが必ずサーブ&ダッシュしていたものですが、今ではサーブを打ってもベースラインにとどまり、雁行陣対雁行陣の戦いになるケースも増えてきました。

このように、男子ダブルスの戦い方は常に進化しています。その最新テクニックは、一般プレーヤーの方にとっても、きっと今のレベルをワンランクアップさせるための大きなヒントになるはずです。



今日通用した戦術やテクニックも、明日には通用しないかもしれないダブルスの世界


【2】シングルス同様にダブルスにも“最終戦”がある

皆さんはダブルスの世界にも「ATPファイナルズ(=シーズン最終戦)」があることをご存じでしょうか? 最終戦は、ダブルスランキングの上位8ペアを集めて毎年11月に開催されます。

多くの方は、最終戦はシングルスしかないと思っているようです。しかし、実は並行して「ダブルスの世界No.1ペア」も決められているのです。上位8ペアが総当たり戦を行ったのち、上位4ペアによるトーナメントが行われます。

双子の兄弟として知られ、日本にもファンの多いボブ・ブライアン/マイク・ブライアン(ともにアメリカ)のペアは、この最終戦で過去4度優勝しています。


日本でもよく知られているブライアン兄弟。昨年ツアーからの引退を表明

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写真=山岡邦彦、中川和泉、石塚康隆(NBP)、田沼武男