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2021.05.01

テクニック

【テニスのダブルス強化】ブライアン兄弟のI(アイ)フォーメーションを学んでもっとうまくなろう(3) [リバイバル記事]

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【2】兄弟のI(アイ)フォーメーションの
成功率が高い3つの理由

次に、ブライアン兄弟のゲーム運びを見てみましょう。今回はサービスゲームのフォーメーションです。

世界のダブルスを見ると、必ずと言っていいほど出てくるのが、I(アイ)フォーメーションです。ブライアン兄弟もよく使っていました。

このフォーメーションの目的は、リターンの調子がいいレシーバーにリターンの方向で迷いを生じさせることにあります。そのため、サーバーはセンター寄りに構え、サーバー側の前衛はセンターライン付近に低く構えます。前衛は左右どちらにも飛び出すことが可能なため、レシーバーはどこに打とうか迷う、というわけです。

彼らがこのフォーメーションでの成功率が高かった理由は、ファーストサーブの入る確率が高く、コースを狙えるコントロール力に優れていたから。さらに、前衛の思い切りのよさも考えられます。

一般プレーヤーの皆さんも、この3つの理由を見習って、Iフォーメーションに挑戦してみてください。

I(アイ)フォーメーション
サーバーと前衛はほぼ一直線に構える

Iフォーメーションではサーバーと前衛がほぼ一直線に構える。サーバーはセンター寄りに構え、前衛はセンターライン付近に構える。一方、レシーバー側は2人ともベースラインに構える2バックになることが多い


Iフォーメーションから前衛がポイントを決める

(写真上から1コマ目)
サーバーはセンター寄りに構え、前衛はセンターライン付近に低く構える

(2コマ目)
サーバーがサーブを打った直後。まだ2人は動かないので、レシーバーはコースの選択を決断できない

(3コマ目)
レシーバーが打ったリターンの方向を見て、サーバーは即座に右サイドに移動し、前衛は左サイドに動き出す

(4コマ目)
前衛がリターンをポーチしてポイントを決めた


【次の記事】【テニスのダブルス強化】ブライアン兄弟のサーブ&ボレーを応用したフォーメーションを学んでもっとうまくなろう(4) [リバイバル記事]

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写真=石塚康隆(NBP)、青山義幸