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2021.05.11

テクニック

テニスのダブルスで勝つ！　ブライアン兄弟の“カベのようなボレー”を取得するにはどうすればいい？(5) [リバイバル記事]

Tennis Classic 編集部

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【2】2バックの形からチャンスを見逃さず
2アップの形に移る

ブライアン兄弟はレシーブゲームになると、2人ともベースライン付近に構える2バックになることが多かったです。

守りに徹した陣形からスタートしますが、最後まで2バックでいることはありません。チャンスと見るや、必ず前に詰めてきます。

ここで、皆さんに参考にしてもらいたいことが3つあります。1つ目は「浅いボールは絶対に見逃さない」こと。彼らは浅いボールは必ずと言っていいほどアプローチでネットに詰めています。サービスライン内に落ちるボールは、すべてチャンスボールと判断しているのでしょう。

2つ目は、どんな場面でも「相手が打つ直前にスプリットステップを踏んでいる」ことです。このステップを踏むことで次の動作に素早く移ることができますが、彼らは必ず実行しています。サーブ＆ボレーやリターンで行う時と同じように、ネットに詰めている時もステップを意識しましょう。

最後は「パートナーの動きを把握する」ことです。彼らは、自陣にボールがきていて1人が打つ時、もう1人がその様子を素早く見ています。体勢や打つ位置を見て、自分ができる“次の手”を考えているのでしょう。


《2バックから浅いボールで2アップへ》


（写真上から1コマ目）
ネット手前側がブライアン兄弟役。2人ともベースラインまで下がって2バックの陣形でラリーを続けている

（2コマ目）
浅いボールがきたのでアプローチ。2人ともネットに素早く詰めていく。チャンスボールは見逃さない

（3コマ目）
相手が打つ直前にスプリットステップを踏む。このステップを踏むことで次の動作に素早く移ることができる

（4コマ目）
ネット手前の右側のプレーヤーが相手のショットをボレー。オープンスペースに決めた


《パートナーを観察する》

ブライアン兄弟は、自陣にボールがきていて1人が打とうとする時、もう1人がその様子を素早く見ている。体勢や打つ位置を見て、自分ができる“次の手”を考えているのだ

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写真＝石塚康隆(NBP)、青山義幸

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