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2021.06.16

テクニック

左利きプレーヤーにはどう対処すればいい!? リターンのコツを紹介!〈サウスポー対策 虎の巻〉前編

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サウスポーを攻略できるコツを紹介します!

左利きプレーヤーのサーブに対する
リターンの仕方を詳しく解説

人口の約1割しかいないと言われる「左利き」。しかし、10回に1度は当たる確率なのだから、その特徴、対処方法は知っておいて損はない。特にサーブに関しては、右利きとは逆の球筋になるため、苦手とする人も多い。そんなサウスポー対策について紹介!

※解説/内山伸一郎:MTSテニスアリーナ三鷹ヘッドコーチ。自身国内大会をプレーヤーとして転戦し、20年近いコーチ経験と試合経験を生かして皆様の上達をサポートする実力派コーチ。
※『テニスクラシック・ブレーク』2019年7月号に掲載したものを再編集した記事になります

【動画】サウスポーのサーブに対するリターンを動画でチェック!



【サウスポー対策1】
「大きく曲がる前にボールを捕らえる」が鉄則

右利きとは逆に曲がるサーブに、どう対処する!?
左利きプレーヤーの「スライスサーブ」「トップスライス・サーブ」は、右利きとは逆の球筋。そのため、慣れていないと(特に体に食い込んでくるボールは)距離感がズレやすいものです。特に、前衛がいるダブルスでは、中途半端なリターンはポーチボレーの餌食となります。
リターン対処法、最大のポイントは『前で構え、前で捕ること』。これは右利きのスライス系サーブでも、言えることですが、後ろで捕らえるほど、曲がりが大きくなり、苦しいリターンとなります。これは、前衛が待ち構えているダブルスでは特に! 恐れず、前で構え、前に踏み出しましょう。

曲がりが大きくなる前にインパクト!
「ベースラインの中で捕らえられるか」を目安にしよう

◎GOOD
「前」で構える
<デュースサイドでの位置>


<アドサイドでの位置>

理想は、曲がりが少ないベースラインの中で捕らえること。そのためにも、構える時は「前」がベター


大きく曲がる前にステップして、リターンというのが、曲がる系サーブ対応の大前提



△NOT GOOD
「後ろ」で構える
<デュースサイド>

<アドサイド>

シングルスならばこの位置でOK。ダブルスの場合では、この位置では相手に時間を与えてしまい、曲がり幅も大きくなるのでオススメしない



曲がってから捕ると、よりリターンが苦しくなる…



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解説写真=山岡邦彦(NBP)