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2022.04.01

選手情報

<一問一答>大坂なおみ、逆転勝利で約1年2ヵ月ぶりの決勝進出「自分を奮い立たせることができた」[マイアミ・オープン]

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「この大会では自分を試したかったし、彼女はそのための最高の相手だった」

Q. 数日前に、ヘッドホンをしているけど、“何も聴いていない”と言っていましたね。なぜ、ヘッドホンをするのですか?

「人と関わりたくないときの言い訳になるからです(笑) 良いことではないと思いますが。通路を歩いていて、知り合いが多いわけではないのですが、ついつい下を見がちで、前を向く時はヘッドホンをしていて、それが私のバリアーになっているんです。

ただ音楽を聴くこともありますよ。気分が落ち着くので。私のプレイリストには“Sad”というのがあります。ゆっくりしたメロディーの曲ばかりで、不機嫌とは言わないけど、音楽は私の気分にちょっとだけ影響すると思います」

Q. 「Sad」のプレイリストには何が入っていますか?

「ジュース・ワールドが多いですね。ウィム(フィセッテコーチ)も何曲か勧めてくれたものもあります。ジャミロクワイの『バーチャル・インサニティ』という曲が良くて。車の中でかけてくれて、本当にいいなって思いました」

Q. 第1セットのあと、目を閉じて深呼吸をしていました。その時、どんなことを考えてていたのでしょうか?

「何度も対戦している相手なので、こういう状況もあると思っていました。これまでは、そういう時にパニックになっていたので『これは、自分がどれだけ成長したかを見せるいいチャンスだ』と思っていました。同じ失敗を繰り返さないようにね。応援してくれている人たちがいて、試合を見に来てくれているのだから、少なくともベストを尽くさなければいけないと思っています」

Q. そして、試合に勝利したあと、タオルに顔をうずめていましたね。あの数分は、どんな感情だったのでしょうか? 

「間違いなく幸せという感情です。準決勝は、大きな意味があったと思います。ウォーミングアップから、すごく緊張していて足がうまく動かなかったんです。この大会では自分を試したかったし、彼女はそのための最高の相手だったと思います。これまで彼女との対戦は、あまりいい思い出がなかったので。だから、ここで勝ち抜くことができて良かったです。安堵というより、幸せを感じていました」

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