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2022.04.01

選手情報

<一問一答>大坂なおみ、逆転勝利で約1年2ヵ月ぶりの決勝進出「自分を奮い立たせることができた」[マイアミ・オープン]

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「今日は “この試合に勝ちたい”と思って試合に臨めました」

Q. 決勝の相手となりそうな2人(イガ・シフォンテク/ポーランドとジェシカ・ペグラ/アメリカ)について、いかがでしょうか?(決勝はシフォンテクと対戦する)

「イガとは彼女最初に出てきた時にトロント(2019年大会に2-0で勝利)でプレーし、この子は本当に運動神経がいいんだな、と思ったのを覚えています。でも、ここまで来ると、本当にすごいと思います。とてもモチベーションも高いですし。

私が(2018年に)インディアンウェルズで優勝したときは、本当に死にそうでした。そして、すぐマイアミ大会の1回戦でセリーナ(ウイリアムズ)と対戦になってというのを思い出します。(インディアンウェルズで優勝した)彼女がまだマイアミで勝ち残っていて、もうすぐ1位になるというのをみると、ただただ信じられない気持ちですね。本当にすごいことです。WTAで力を発揮していると思います。

ペグラとはローマ(2021年、0-2で敗戦)で対戦したことがあります。彼女はすごい選手です。彼女については、怒ったところを見たことがない。それが一番クールだと思います。毎日献身的に頑張っている姿を見るのは、本当に素晴らしいことです。だから、私もみんなと一緒に試合を見ようと思っています」

Q.アシュリー・バーティ(オーストラリア)の引退はテニス界にとって悲しいことです。あなたにとっては良いことでしょうか? 今後の女子テニスについてどう思われますか?

「正直なところ、私にとってはあまりいいことだとは思えないというか、よくわからないというか。彼女は本当に尊敬すべき人、憧れの人という感じです。彼女のことを悪く言う人は誰もいないと言っていいくらいだし、本当に大好きです。選手たちはみんな、彼女のことを本当に愛していました。本当にクールなことだと思います。彼女は最も理想的なNo.1だと思います。毎週、毎週、安定していました。裏側で何が起こっているのかわからないから、そういうひたむきさが彼女を苦しめたんだろうなと思いますね。

でも、物事には理由があるものだと思うし、わからないですね。私たちはただ、前に向かって突き進むしかないのです。過去に起こったことについては、あまり多くを語ることはできません。でも、テニスにとっては悪いことだと思う。わからないけど、もっとうまくやれるといいなと思います」

Q.先ほど、以前はパニックになっていたという話がありましたね。

「彼女(ベンチッチ)に対してパニックになったのは、ウィムが言っていたようなことですが。これまで何度か対戦していて、どれも大事な場面だったような気がします。例えば、ディフェンディング・チャンピオンで迎えた2019年のUSオープン、インディアンウェルズがそうですね。この試合に勝たなければならない、と常に考えていたから、いつもトンネルの中にいるような、息苦しい気分になっていました。

今日は、“この試合に勝たなければならない”ではなく、“この試合に勝ちたい”と思って試合に臨めました。その意識改革はとても重要だと思います。いいプレーをしながら、試合に勝たなければいけないと考えるのは大変なことなのです。私はいつも何かを証明したいタイプで、それをずっと行うのは難しいんです。例えば、私のことを話すとしたら、サーブとフォアハンドが武器だと言うと思います。彼女のサービスリターンは本当にすばらしく、すぐにプレッシャーをかけられ、とても嫌な状況になります。それに彼女は初級からアグレッシブ。でも、彼女のボールはハードではないんです。スピードはあるけどハードではない。だから、フットワークもかなり調整しないといけないんです。彼女のようなプレーヤーは他にいないのです」

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