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2022.09.09

ジュニア選手

MAT Tennis Academy・松田隼十コーチに聞く「プロを目指すなら早い段階で海外を体験すべき」[USオープン]

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結果を求め、負けてもそこから
何かを学ぶ。今はそういう時期

Q.近い将来、プロになると思いますが、そこまでのプロセスをどう踏んでいくのでしょうか?

「今年はグランドスラムジュニアを経験できたので、来年はプロの大会とジュニアを双方に出場していき、年齢が上がっていくにつれてプロのサーキットに比重を置いていこうと計画を立てています。ランキングや大会予定によっても、変わってくる部分はありますが。彼女とは当面の目標、中期目標を話し合って共有しています。あとはどのようにステージを上げていけるかですね。いずれにせよ結果は必要で、そのためには実力を上げなければならない。ただ出るだけでなく、結果を求め、負けてもそこから何かを学ぶ。今はそういう時期だと思っています」

Q.新型コロナウイルスによるパンデミックがあり、さらに円安という問題も起きています。遠征もより大変になっていませんか?

「そうですね。コロナに関しては、大会もなかったので、その時にできることをやっていました。結果的に、あの時期がなかったら今の強さ、ショットの精度・質はなかったと思えるので良かったんだと思います。そうやってプラスに捉えるしかないですしね」

Q.選手と共に海外を遠征してきている中で、国内で頑張るジュニアたちが持っていた方がいい条件があるとしたら、どんなものを思いつきますか?

「えらそうなことは言いたくないですが、目標にするステージによって必要なものも変わってきますよね。もしもプロを目指しているなら、早い段階で海外に目を向けて体験したほうが良いと思います。例えば、ITFジュニアならば13歳から出場することができます。仮にそこに17歳、18歳になってから出場となると、数年遅れを取ってしまいます」

Q.13歳、またはそれより若くというと、テニスが好き、楽しいと感じてもらいたい世代でもありますね。

「それも大事ですよね。周りの環境、家族、コーチがいかに楽しませられるか? 勝つことだけでなく、テニスが好きになるような環境は一番大事だと個人的にも思います」

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写真=田沼武男