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2017.09.20

メーカーズボイス

USオープン2017 REPORT

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パブロ・カレーニョ・ブスタ
キャリア初となるグランドスラムベスト4でつかんだ自信

2017年のパブロ・カレーニョ・ブスタの活躍を見て"やっと来た"と思う人もいるかもしれない。2013年のMIP(最も進化したプレーヤー)が、満を持してトップに上り詰めようとしている。今年は全豪3回戦進出、全仏ベスト8だったが、USオープン、ベスト4と結果を残した。

 ブスタの真骨頂といえば、スペイン人らしい攻撃力と安定感を兼ね備えたストロークを軸としたオールラウンドさにある。それは「BURN 95 CV REVERSE」の性能を生かしたものと言ってもいい。準決勝の相手、アンダーソンも「ベースラインでの力こそが彼のすごさ」と認めている。

すべてストレート勝ちで4回戦に進むと、売り出し中の若手シャポバロフ相手にも3セットともタイブレークの末に3−0で下す。準々決勝は、親友シュワルツマンとの対戦。拮抗した場面こそあったものの、相手のセカンドサーブを着実にポイントにつなげると、またもストレート勝ちを果たす。「ベスト4、興奮が抑えられない」とカレーニョ・ブスタ。


パブロ・カレーニョ・ブスタ

準決勝で戦うアンダーソンとは今季0勝1敗、「その時より調子が良い」と自信を持って臨んだ。そして、試合開始からカレーニョ・ブスタは好ショットで相手を押していく。ミスが目立つアンダーソンから先にブレークを奪うと第1セットを6−4で奪う。決勝進出まで、あと2セット...。しかし、そこからアンダーソンが息を吹き返した。ファーストサーブが入り出した相手に対して、良い展開も作ったが、流れを取り戻すには至らなかった。

「いい試合だった。プレーに悔いはない。集中して自分のプレーをやり通せば、勝利へとつながる。今大会、僕は多くのことを学べた」  キャリア初のGSベスト4、この経験がどう生かされていくのか。遅咲きのスターから目が離せない。

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