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2020.11.06

選手情報

初のツアー最終戦出場に王手! シュワルツマン「ロンドンに行きたい」

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11月5日、世界ランキング9位のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)が、「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATP1000)3回戦でアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン)を6-1、6-1で勝利。準々決勝進出を決めるとともに、ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」の出場を決めるまであと1勝に迫った。

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この日、シュワルツマンは第1ゲームのキープに10分以上を要したが、ダビドビッチ・フォキナに対してほぼ完璧なプレーを披露。ファーストサーブの確率が低かったものの、ラリー戦では相手を圧倒し4度のブレークに成功。わずか1時間で勝利を収めた。

ツアー再開後のATPマスターズ1000シンシナティ大会やUSオープンでは、早期敗退していたシュワルツマンだったが、試合数を重ねるにつれて復調。ATPマスターズ1000ローマ大会では準優勝、全仏オープンではベスト4に進出している。
その頃のことをシュワルツマンは「USオープンでは何ヵ月もプレーしていなかったのでいつも通りに戻すのは大変だった。準備はできていたつもりだったが、ベストではなかった。あの試合は本当に調子が悪かった」と振り返っている。

しかし、今は違う。
2回戦の勝利後には、「チャンスがあるのでとても気分がいい。ベストを尽くそうとしているし、この数週間は本当に調子がいいんだ。ローマの後から自信がついてきて、とても良いテニスができている。ロンドンにも行きたい」と、ツアー最終戦に出場することを一つのモチベーションにした。

次戦で同5位のダニール・メドベデフ(ロシア)に勝利すれば最終戦出場が確実。両者は、これまでに3度の対戦があり、メドベデフが全勝。直近の試合である今年1月のATPカップでは、6-4、4-6、6-3のフルセットでメドベデフが勝利を収めている。
タフな戦いが予想される中で、どのような戦いをシュワルツマンは見せるだろうか。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma